通販感覚?クラウドファンディングの今

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購入型の落とし穴

画像はイメージです
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 新しく、他では手に入らないモノや体験を得る楽しみがある購入型だが、注意が必要な部分もある。

 よくあるトラブルは「リターンが届かない」というものだ。製品開発の遅れ、資金不足、発送作業の遅延などが主な原因だが、モノを買うような感覚で、リターンを一定の期間内に手にできると期待して支援している人にとっては、大きな問題となる。

 こういった場合、個々のトラブルにCFサービスの事業者は関与しない。

 ある事業者は「(多くの場合、リターンの)商品やサービスの遅延などのトラブルに事業者が関与しないことは、規約に明記されている。大手通販サイトなどと同様だが、CFについては、『事業者が何もしてくれない』という声が大きくなりやすいように感じる」と話す。

 事業者側もトラブル時には、プロジェクトの実行者に返金や発送対応、支援者への説明などをするよう促すが、あくまでトラブルを解決する主体は、「購入」した支援者だ。

 CFサービス事業者は増加している。中には審査が甘く、達成が危うい、資金調達だけが目的のようなプロジェクトを掲載してしまうところもあるという。事業者の多くは、プロジェクトの実現性について厳格な審査をしている。ただ、CFは歴史が浅く新しい商取引のため、法規制などが追い付いていない分野でもある。そのため、事業者らで構成する一般社団法人「日本クラウドファンディング協会」は、自主的にプロジェクトの審査などに関するガイドラインを発表している。

 購入型をショッピング同様に楽しむために、大切なことは何か。前述の杉本さんはこんなヒントを示してくれた。

 「自分の中で、投資額に条件を設けることです。プロジェクトには期待外れとか自分に合わないものもある。期待しすぎず、(実行者の)『思い』に共感できれば、後悔することはないと思います」

プロフィル
阿部 明霞( あべ・あきか
 2012年入社。盛岡支局を経て、17年から国際部で各国大使館などを取材。18年9月からメディア局編集部記者。

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415274 0 深読み 2019/01/31 07:00:00 2019/02/01 05:43:14 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20190130-OYT8I50037-T.jpg?type=thumbnail

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