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キャンピングカー「最初の1台」はどう買うのか

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キャンピングカー、買いたくなったらどこに行けばよいのか?(写真:レクビィ社提供)

普通に車を買うなら、自動車ディーラーに行けばいい。話は簡単である。が、キャンピングカーはそうはいかない。車体にトヨタや日産のマークが付いていても、残念ながらディーラーでは注文できない。

ではどこで買えばいいのか…? 普通の車とはちょっと違う、キャンピングカーの購入事情についてお話ししたい。

専門店はどこにある?

結論からいえば、キャンピングカーは「専門店で買う」ものだ。

ただ、キャンピングカーを売っているところを目にしたことがない、どこで売っているのかわからない、という人は多い。日本RV協会に登録されている販売店の数は全国で200件弱。これでは、あまり見かけないのも無理はない。

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売っているのは主にビルダー(キャンピングカーを作る会社)か専門ディーラーである。キャンピングカーメーカー(=ビルダー)は、トヨタや日産などからベース車両を仕入れ、そこに架装(居室部分をつくりつけること)してキャンピングカーに加工し、自社で販売する。

自動車メーカーのように統一規格のものが全国どこでも手に入る、という体制にはないのである。仮に「家の近所にある店で買おう」と思ったとしても、希望する商品が近くの店にあるとは限らないし、そもそも商品を選ぶのに大切なのは「店の近さ」よりも「自分に合った商品であるかどうか」だろう。

ポイントは次の2点。
・どうやって車を選べばいいのか
・自分が欲しいと思う商品は、どこの店にあるのか

ということである。直接見て触れて考えるのが一番ではあるが、全国津々浦々にちらばっている店を回るわけにもいかない。そこで、各社の商品を一堂に集めて見比べることができる希少な機会を利用する。

それが「キャンピングカーショー」だ。

キャンピングカーショーは初めて、という人を何回か案内したことがある。モーターショーなどに慣れている人でも、キャンピングカーショーでは会場に一歩足を踏み入れた瞬間、面食らうことが多い。なぜならそこには、ひたすらトラックやワンボックスバンばかりがずらりと並ぶ光景を見ることになるからだ。

ショーの楽しみ方や車の選び方については別の機会に譲るが、ともかく会場に足を運べば、数十社のありとあらゆるキャンピングカーを目の当たりにすることができる。

商品を作っている人や売っている人から、直接説明を受けることもできるし、質問だってできる。

だが、車を買う以上、一番気になるのは「試乗できるのか?」ということだろう。選ぶ車種にもよるが、総じてキャンピングカーは乗用車よりも大きい。運転できるかどうか不安に思う人も少なくないし「うちの車庫に入るかどうか?」が気になる人もいる。

さらに言えばキャンピングカーの真価は「泊まって」こそわかるもの。それは試乗してもわからないのが困るところだ。

キャンピングカーショーの場で、そうした『お試し』ができるかと言われれば、ほとんどの場合、答えは「NO」である。ではどうするか?

疑問はスタッフにぶつけよう

そうした疑問は、会場でお店のスタッフにぶつけてみるのが一番なのである。キャンピングカーショーは首都圏はじめ、京阪神、名古屋、仙台、九州など、全国主要都市で行われることが多いが、もっとローカルで小規模なショーも開催されている。

キャンピングカーショーの様子(写真:著者撮影)

各ビルダーも、自社でプライベートなショーや商談会を開催している。
そうした場で、試乗してみたり、ゆっくりベッドに寝そべってみる機会はあるのである。とはいえ、欲しいと思った車が自宅から遠く離れた会社のものだったら?

例えば、東京にいる人が北海道の商品を気に入ったとして、納車は?整備は?万一の修理や保障は?

そうした現実的な不安についても、ぜひ相談してみるといい。まず、日本RV協会加盟のビルダー(店舗)であれば、修理などについて協力体制ができている。

納車には来てもらえる(中には取りに行って、旅しながら乗って帰ってくるつわものもいる)。実際、自宅から遠く離れた会社のキャンピングカーを愛用している人は多いのだ。

高額商品なだけに現金でポンと買う方は少ないだろう。キャンピングカーでも信販会社や金融機関のオートローンは普通に使える。さらに、キャンピングカー販売店が扱っているキャンピングカー用のローンもある。

キャンピングカー用ローンと通常のオートローンと、何が違うのか。それはずばり、返済期間の長さである。通常なら60回(5年)程度のところ、120回や150回(10年超)のローンも組むことができる。なぜそんなことが可能なのかといえば「キャンピングカーのリセールバリューが高い」から。

例えば乗用車なら、新車で買って5年も乗れば大した査定価格はつかないが、キャンピングカーはそこまで値崩れしない。人気の車種なら「3年乗ったけど、ほぼ購入価格で売れた」なんていう話も聞いた。期間が長い分金利は多少かさむが、月々の支払いを低く抑えられるのは魅力といえるだろう。

古い車の下取りについても心配はいらない。それがキャンピングカーであれ乗用車であれ、下取りはしてもらえるし、昨今、車の買い取り業者は百花繚乱である。キャンピングカー販売店だけでなく、買取業者の見積も併せて取ってみて、最も有利に手放せるルートで処分するのが賢いだろう。

「餅は餅屋」が鉄則

最後に一つだけ、本気で購入を考えている人に忠告しておきたいことがある。

空前のキャンピングカー人気を受けて、新車はすでに1年待ちがザラである。すぐにも乗りたい!という人も多くて中古車市場も大盛況。もちろん中古車は新車より安価で、即納だ。

だからといって、一般の中古車店から購入するのだけは、ちょっと待ったほうがいい。

乗用車を扱う中古車店にも、ときおりキャンピングカーが入ることがある。が、彼らはキャンピングカーについては経験がない。車としての保障(エンジン故障など)には対応してくれるが、居室部分についてはほぼノータッチだと思っておいたほうがいい。

「水漏れする」「居室のヒーターが効かない」といった「すまいのトラブル」については、たいてい保障してもらえないか、修理する技術を持ち合わせていないことが多い。

キャンピングカーこそ「餅は餅屋」。信頼できる専門店でどんなことでも相談してみるのが最善かつ最短の道なのだ。

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1774842 0 東洋経済オンライン 2021/01/21 09:20:40 2021/01/21 09:20:40

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