文字サイズ
    話題

    青学大・原監督、第94回箱根駅伝は「ハーモニー大作戦」!

    • 箱根駅伝恒例の作戦名を発表し、ポーズを決める青学大・原晋監督(スポーツ報知)
      箱根駅伝恒例の作戦名を発表し、ポーズを決める青学大・原晋監督(スポーツ報知)

     第94回箱根駅伝(来年1月2、3日)の監督会見が10日、東京・渋谷区恵比寿の恵比寿ガーデンプレイスで行われ、大会史上6校目の4連覇を目指す青学大の原晋監督(50)は恒例となった作戦名を「ハーモニー大作戦」とすることを発表した。前回まで、いずれも圧勝で3連覇を飾ったが、今回、戦況は異なる。出雲駅伝(10月9日)優勝の東海大、全日本大学駅伝(11月5日)を制した神奈川大、そして、青学大による3強の熾烈な優勝争いが必至。「オーケストラのような美しいハーモニーを奏でることが出来れば優勝できます。しかし、1人でも音程を外したら負けてしまう。指揮者である私の腕の見せ所です」と命名の意味と意気込みを明かした。

     原監督が命名する奇抜な作戦名は、いまや学生3大駅伝の恒例。15年大会は「ワクワク大作戦」を掲げ、10時間49分27秒の史上最速タイムで初優勝。16年大会は「ハッピー大作戦」で1977年の日体大以来、39年ぶりに1区から10区まで首位を走り続ける完全Vで連覇を果たした。大会3連覇と年度3冠を狙い、原監督体制となって9回目の箱根路となった前回は「3」と「9」と「感謝」の意味を込めて「サンキュー大作戦」と名付け“大成功”した。

     しかし、今季の大作戦は“失敗”が続く。

     開幕戦の出雲駅伝は、原監督が出演、陸上監修するTBS系ドラマ「陸王」の番組宣伝?を兼ねて「陸王大作戦」と命名したが、フジテレビ系放送の出雲駅伝では相性が悪く、東海大の2年生パワーに屈して2位に終わった。

     全日本大学駅伝は「青山祭大作戦」と命名された。「この時期は青学大をはじめ、多くの大学で学園祭が行われている。全日本大学駅伝も祭りです。ドンと打ち上げ花火を上げたい」と原監督は意気込んで臨んだが、1区の中村祐紀(4年)が11位と出遅れると「青山祭」は全く盛り上がらず。神奈川大、東海大に敗れ、3位にとどまった。

     失敗3連発は許されない今大会に向けて、原監督は本音と冗談を交えて展望を語る。

     「東海大、神奈川大は強い。東洋大も強敵です。往路は順大も怖い。大混戦です。今回の箱根駅伝は1月2、3日に調子を合わせたチームが勝つ。凸凹では勝てない。まさにハーモニーが求められる。監督はオーケストラの指揮者ですよ。私はこれから正月まで第九を何度も聴いてイメージトレーニングをします」

     この日、発表された16人の選手登録では、マラソン10代日本最高記録(2時間11分34秒)保持者の下田裕太(4年)、学生3大駅伝8回出場中6回区間賞の「駅伝男」田村和希(4年)らが順当にメンバー入りした。その一方、前回5区8位の貞永隆佑(4年)、前々回9区7位の中村祐紀(4年)らが登録から外れた。現時点で期待と不安の両方の要素を持つ。

     前回は7区で田村が後半に失速するアクシデントがあっても勝ったが、今回は許されない。「選手の力を最大限に引き出したい。目指すは(世界的指揮者の)小澤征爾さんです」。4連覇に向けて青学大の“指揮者”は全力でタクトを振る。

    (スポーツ報知)

    2017年12月10日 16時02分 Copyright © The Yomiuri Shimbun