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    選手紹介

    東洋大・相沢「ノロの悲劇」リベンジ!前回箱根病欠も全日本1区区間賞と成長

    • 往路主要区間での活躍を誓った東洋大・相沢(スポーツ報知)
      往路主要区間での活躍を誓った東洋大・相沢(スポーツ報知)

     第94回東京箱根間往復大学駅伝競走(通称・箱根駅伝、10区間217・1キロ、報知新聞社後援)が来年1月2、3日に行われる。2014年大会以来、4年ぶりの総合優勝を目指す東洋大は、2年生の相沢晃(20)=学法石川高=が全日本大学駅伝1区で区間賞を獲得するなど、エースに成長。前回大会で当日の区間変更で出場できなかった悔しさを晴らし、チームに勢いをつけることを誓った。

     悔しさを味わった前回から1年。相沢は東洋大の“エース”に成長した。11月の全日本大学駅伝では1区で他校のライバルと競り合い、区間賞を獲得。チームとしても15年の服部勇馬(現トヨタ自動車)、16年の弾馬(現トーエネック)兄弟に続く3年連続の首位でタスキをつないだ。「積極的に行けた。箱根にもつながる」と大きな手応えをつかんだ。

     昨年は11月の上尾ハーフでジュニア日本歴代3位となる1時間2分5秒をマークするなど期待は大きかった。だが、12月下旬にノロウィルスに感染。2区にエントリーされたものの、当日変更で出場はできなかった。「悔しさもあったし、迷惑もかけてしまった」。今季は練習に加えて補強運動などで故障に細心の注意を払い、5000メートル、1万メートルで大きく自己記録を更新。「すべてにおいてベースを上げることができている」という。

     学法石川高時代の仲間の活躍も発奮材料だ。今月3日の日体大記録会で、明大の阿部弘輝(2年)が5000メートルで福島県記録を33年ぶりに更新する13分42秒46を記録。同じレースで1学年下の遠藤日向(住友電工、登録は兵庫)も、阿部を上回る13分38秒79の好記録を出した。結果を聞き「うれしい気持ちもあるし、抜きたい気持ちもある。今は駅伝で一番の成績を出したい」と静かに闘志を燃やす。

     箱根駅伝でチームは、同じ福島の先輩で“新・山の神”と呼ばれた柏原竜二さんが活躍し、初優勝した2009年以降、9大会連続で3位以内を維持している。レースでは1、2区など往路の主要区間での起用が濃厚。「やっぱり勝ちたい。そのためには120%の力を出さないといけない」と相沢。全日本同様、勢いのある走りでチームを頂点に導く。(遠藤 洋之)

     ◆相沢 晃(あいざわ・あきら)1997年7月18日、福島・須賀川市生まれ。20歳。東洋大経済学部2年。長沼小3年から陸上を始め、学法石川高では3年連続で全国高校駅伝に出場。東洋大1年時はアジアジュニア選手権5000メートル銀、全日本大学駅伝3区4位も箱根駅伝は出場せず。自己ベストは5000メートル13分48秒73、1万メートル28分44秒19。好きな芸能人は乃木坂46の佐藤楓。178センチ、63キロ。家族は母。

    (スポーツ報知)

    2017年12月14日 07時30分 Copyright © The Yomiuri Shimbun