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    つなぐ2018

    帝京大 若手底上げ 粘りと勢い

    • 3位の目標に向け走り込む帝京大の選手たち(14日)=松田賢一撮影
      3位の目標に向け走り込む帝京大の選手たち(14日)=松田賢一撮影

     10月の予選会をトップ通過した勢いは本物だ。

     全日本大学駅伝では過去最高の8位。4区まで12位と出遅れたが、5区でエースの畔上あぜがみ和弥(3年)が区間3位で追い上げると、その後も三大駅伝初出場の島貫温太あつと(2年)らが順位を上げた。中野孝行監督は「ようやく時計の針が動き出した。しっかりと上位のしっぽをつかんだ」と、手応えを語る。

     1、2年が10人と下級生主体だが、前回のメンバーが7人残った。さらに、岩佐壱誠いっせいら7人がメンバー入りした2年生の層が厚く、上級生を含めた競争をあおっている。今春は約2か月間、選手一人ひとりが練習メニューを考え、それぞれの弱点を把握した。若手が底上げされ、持ち前の粘りだけでなく勢いもある集団に変貌を遂げた。畔上は「去年までは周りから『お前しかいない』と言われていたけど、今年は隙を見せたら食われる」と話す。

     11月以降、1万メートルで畔上が自己ベストを約36秒縮めて28分台に突入したほか、メンバー12人が自己ベストを記録するなど上り調子だ。「上のチームが一つでも気を抜いたら面白いことになる。牙を研いで待っている」と中野監督。目標の3位を、虎視たんたんとうかがっている。(工藤圭太)

    2017年12月21日 04時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun