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    95回予選会

    ギリギリまで泣きじゃくり薄氷の10位で箱根路~山梨学院大

     もしも本大会連続出場が32回で途切れてしまったら――と思うと、不安でたまらなくなったのだろう。レース後の順位発表が1位から7位まで進んでも校名が読み上げられなかった頃から、中心選手たちが泣きじゃくり始めた。

     「10位、山梨学院大学」

     解放された選手たちが、抱き合って喜ぶ。名将・上田誠仁監督のこわばっていた表情もやわらぎ、教え子やコーチ陣と握手を交わした。1990年代に本大会を3度制した強豪が、薄氷を踏みつつ、33回目の箱根路へ駒を進めた。

     今年の正月、箱根駅伝2区で区間賞に輝いた大エースのニャイロ(4年)が6月に左脚を疲労骨折し、暗雲の漂うシーズンを過ごしてきた。どうにか復帰は間に合ったものの、予選会が故障明けぶっつけ本番のレースとなった。そんなニャイロの個人4位の奮闘があって、チームは予選通過11校の下から2番目に滑り込むことができた。

     「予選会では5~6番目あたりの力はあると思っていた。まさかここまで苦しむとは」と、上田監督は一息。それでも、レース後は「大きなプレッシャーの中、かろうじてではあるが、本大会でたすきをかけて走れることになった。この順位を考えると壁は厚いが、本大会ではシード権を取りにいく」と、気を取り直していた。

    2018年10月13日 14時40分 Copyright © The Yomiuri Shimbun