【総合】東海大が悲願の初優勝

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笑顔でゴールテープを切る東海大の郡司陽大(3日午後、東京・大手町の読売新聞社前で)=吉岡毅撮影
笑顔でゴールテープを切る東海大の郡司陽大(3日午後、東京・大手町の読売新聞社前で)=吉岡毅撮影

 東海大が復路の鮮やかな逆転で悲願の総合初優勝を飾った。総合タイムは大会新の10時間52分09秒だった。

 東洋大と1分14秒差の2位で芦ノ湖をスタートした東海大が8区序盤で追いつき、小松(東海大)と鈴木(東洋大)が互いに仕掛けどころを探って並走した。1万メートルの自己ベストで上回る小松が8区の15キロ手前で飛び出すと、鈴木はついていけず、小松の独走になった。9区湊谷、10区郡司とつないで堅実にリードを守って大手町・読売新聞社前にゴール。「速さを強さに」を合言葉に培ってきた強化策が実った優勝だ。

東海大の郡司がゴールテープを切る瞬間
東海大の郡司がゴールテープを切る瞬間

 東洋大は3本柱のエースをすべて投入した往路で連覇を達成したが、逃げ切り狙いの区間配置で臨んだ復路で、往路の貯金をじりじりと減らし、8区でトップを奪われると、10区では、芦ノ湖スタート時の青山学院との5分30秒差もひっくり返された。しかし、11年連続で3位以内という安定感が光った。

 総合5連覇を狙った青山学院大はトップから大差をつけられたが、山下りの6区で15秒詰めると7区で林が駒沢大などを抜いて3位に浮上。1万メートル28分台の選手をそろえた意地の追い上げを見せて、9区の吉田圭が区間賞。鶴見中継所ではトップと3分43秒差で大手町を目指したが、往路のタイム差が響いて奇跡の逆転優勝はならず。しかし、昨年を上回る総合タイムに、復路優勝も果たして王者の底力を見せた。

 4位の駒沢大は予選会からのシード権獲得。以下帝京大、法政大、国学院大、順天堂大、拓殖大、中央学院大までがシード権を獲得した。

 シード権のボーダーライン争いは、明治とのデッドヒートから、8区で拓殖大を抜いた中央学院大が9位に浮上。10区に入り、11位の明治大を後方の集団で機をうかがっていた早稲田大、中央大、神奈川大が吸収し、10位の拓殖大を追った。ゴールに向けて拓殖大、中央学院大がデッドヒート。結局、9位拓殖大、10位中央学院大でシード権争いが決着した。11位の中央大、12位の早稲田大の伝統校はともにシード権を逃した。

 運動部の近藤デスク(元箱根駅伝ランナー、早稲田大競走部出身)は以下のように解説する。

 東海大が悲願の初優勝。トラックレースの強さに定評があったが、そのスピードを各区間の距離が長いロードレースの箱根駅伝にとうとう結びつけた。象徴が、8区小松の区間新と言える。6、7、9区も区間2位で安定し、アンカーの郡司も堅実な走りでテープを切った。

 5連覇の夢を絶たれた青山学院大だが、2位に入った。6区小野田が区間新、7、9区で区間賞という復路の巻き返しは、さすがの一語。往路を終えて5分30秒差があった 東洋大を抜き去った復路のタイムは、総合優勝した東海大をもしのぐ。来年以降も、優勝候補に違いない。

 5位の帝京大は2区での誤算を、よく挽回して健闘した。法政大が6位。2年連続6位でトップ4の一角に食い込む足場を固めるレースとなった。往路でエース格を使い果たした感もある国学院大だが、復路で粘って7位。初の一桁順位となった。

59700 0 読み物 2019/01/03 14:21:00 2019/01/03 14:21:00 2019/01/03 14:21:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20190103-OYT8I50011-T.jpg?type=thumbnail

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