【箱根予選会】名門の日体大、6位通過 73年連続73回目の出場決める

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箱根駅伝出場を目指し、予選会で走る各校の選手たち(代表撮影)(スポーツ報知)
箱根駅伝出場を目指し、予選会で走る各校の選手たち(代表撮影)(スポーツ報知)

 (スポーツ報知)◆報知新聞社後援 第97回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)予選会(17日、東京・立川市陸上自衛隊立川駐屯地内周回コース=21・0975キロ)

 出場46校が上位10人のハーフマラソンの合計タイムで競い、上位10チームが箱根駅伝本戦の出場権を獲得した。大会歴代5位の優勝10回を誇る名門の日体大は6位で通過。前身の日本体育専門学校が初出場した1949年の25回大会以来、73年連続73回目の出場を決めた。前回優勝の青学大はじめシード10校、予選会通過10校とオープン参加の関東学生連合の計21チームが新春の箱根路に臨む。

玉城監督「箱根駅伝連続出場は日体大に求められる最低ライン」

 伝統は守られた。

 「6位、日本体育大学」

 正式発表を聞いた玉城良二監督(59)、主将の嶋野太海、池田耀平(ともに4年)らは安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 堂々の73年連続73回目の出場だ。連続出場記録は歴代2位で継続中としては歴代最長。順調に行けば歴代1位の中大に2035年に並び、36年に超える。絶対に途切れさせてはいけない大記録だ。「箱根駅伝連続出場は日体大に求められる最低ライン。それは学生も私も分かっています」今年7月に就任した玉城監督は覚悟とプライドを明かす。

 名門、日体大は2018年秋から“迷走”した。渡辺正昭・元監督がパワハラ問題で解任され、棒高跳びが専門の小林史明監督と当時80歳の大ベテラン渡辺公二総監督が指導に当たったが、19年の箱根駅伝は13位に沈み、4年ぶりにシード権を逃した。19年5月から横山順一部長が監督を兼任する異例の事態となった。昨年の予選会は3位で通過したが、本戦では2区途中まで先頭集団に食らいついたものの3区以降は見せ場なく17位。2年連続でシード権に届かなかった。

 箱根駅伝優勝10回、学生3大駅伝では駒大と並び最多の21勝を誇る名門の復活を託されたのは高校女子駅伝界の“名将”玉城監督だった。今年3月まで長野東を率いていた玉城監督は全国高校女子駅伝で17、18年に2位。留学生のいないチームとしては2年連続で「日本一」。公立校としては異例の快挙を成し遂げた日体大OB指揮官が7月に就任した。

 「女子高校生選手も、男子大学選手も、指導方針は同じ。学生スポーツは教育活動の一環。過程なくして結果なし。過程を大事にしたい」高校の教員、監督として36年。確固たる信念を持つ玉城監督は選手に寄り添った指導で着実にチーム強化を図った。

 指揮官が掲げる目標は“明快”だ。

 「これまで私自身が具体的な目標を定めたことはありません。目標は選手が決める。私は選手が決めた目標を達成できるように全力でサポートする。今季、学生たちは『箱根駅伝本戦でシード権獲得』を目標に掲げている。そのために何をすればいいのか、指導したい。速くはないけど、弱くないチームをつくります」

 玉城監督は独特な表現で名門復活に自信を見せた。

 ◆日体大 正式名称は日本体育大学(にっぽんたいいくだいがく)。1891年、体育会として創設。その後、日本体育会、日本体育専門学校などを経て1949年に現校名になった。陸上部は26年に創部。箱根駅伝には49年に初出場し、優勝10回。全日本大学駅伝は優勝21回。出雲駅伝は最高2位(2010年)。学生3大駅伝通算21勝は駒大と並んで最多。タスキの色は白。主な陸上部OBは91年東京世界陸上男子マラソン金メダルの谷口浩美ら。

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1564861 0 スポーツ報知 2020/10/21 11:36:00 2020/10/21 11:36:00 2020/10/21 11:36:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/10/20201020-OYT8I50022-T.jpg?type=thumbnail

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