【箱根予選会】専大、古豪復活 7年ぶり箱根 ルーキー木村暁仁がチーム最速「世代トップを狙っている」…あえて専大を選んだ理由とは

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 (スポーツ報知)◆報知新聞社後援 第97回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)予選会(17日、東京・立川市陸上自衛隊立川駐屯地内周回コース=21・0975キロ)

力走する専大・木村暁仁(左)(スポーツ報知)
力走する専大・木村暁仁(左)(スポーツ報知)

 7年ぶり69回目の出場を決めた古豪の中心にもルーキーがいた。専大1年の木村暁仁はチーム最速(全体44位)の1時間2分44秒と力走。「(予選会は)初めてで分からなかったけど、1キロ3分のペース走の感覚だった。転倒さえしなければ周り(のペース)を使えるレースになる」。冷雨が降る悪天候での集団走ながら、周囲のペースに乗って快調に進む新人離れした落ち着きがあった。長谷川淳監督(36)も「自信を持って送り出した」と頼もしげだ。

 東京五輪男子マラソン代表・大迫傑の母校、佐久長聖高(長野)出身。3年時の19年全国高校駅伝は6区3位で総合3位に貢献した。強豪校に進む選択肢もある中、あえて専大を選んだ。「箱根に出ていないチームを自分の力で持ち上げて、太陽的な存在になれたら」。目標通りの走りでチームに“夜明け”をもたらし、同大学史上最長となる6年の本戦ブランクに終止符。順大の三浦ら粒ぞろいの1年生の中でも「世代トップを狙っている」と言い切った。

予選会の順位変動(スポーツ報知)
予選会の順位変動(スポーツ報知)

 今季のチームスローガンは「伝統への挑戦」。茅野雅博主将(4年)は「伝統を壊して、新しい専修大学として大会に臨むという意味」と明かす。週1日の休みをなくし、ほぼ毎日練習。朝練前にも筋力補強の時間を設けた。8月の長野・野尻湖合宿では、暑さの中、起伏のあるコースを泥くさく走り込んだ。茅野主将は「僕も一度、脱水症状で倒れたけど、そういう経験をして(レース)後半粘れたと思う」。麗沢大、駿河台大など新勢力が初出場を狙った中、11位と18秒差で10枠目に滑り込んだ。

 木村は「(本戦に)出て終わるだけでは、自分たちが通った分、落ちてしまった大学さんに顔向けできない」と背筋を伸ばす。シード権獲得なら、当時4年生だった長谷川監督が1区4位と貢献し総合9位に入った07年大会以来になる。2024年で創部100年。戦前の1939年に総合優勝を飾った伝統校が再び、黄金期を目指して歩み出した。(細野 友司)

 ◆専修大 1924年創部。34年に箱根駅伝初出場し、総合10位。39年に総合優勝を果たした。同年は往路も優勝。43年大会は復路優勝。出雲駅伝最高は3位(96年)。全日本大学駅伝最高は2位(84年)。部員数は46人、スタッフ5人。タスキの色は深緑とえんじ。練習拠点は川崎市。16年12月からOBの長谷川監督が指揮。

 ◆木村 暁仁(きむら・あきひと)2001年4月10日、千葉・松戸市生まれ。19歳。20年、佐久長聖高から専大に入学。自己記録は3000メートル障害9分31秒38、5000メートル14分11秒96、ハーフマラソン1時間2分44秒。2019年全国高校駅伝6区(5キロ)区間3位。20年都道府県駅伝4区(5キロ)区間2位。167・5センチ、53キロ。4人兄弟の次男。

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1564937 0 スポーツ報知 2020/10/21 12:02:00 2020/10/21 12:02:00 2020/10/21 12:02:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/10/20201020-OYT8I50037-T.jpg?type=thumbnail

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