大舞台へ 古豪vs新星 あす予選会

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 第96回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の予選会が26日、東京都立川市の陸上自衛隊立川駐屯地から国営昭和記念公園までのハーフマラソンのコースで行われる。上位10校が得られる出場権をかけ、43校が午前9時35分にスタート。復活を目指す伝統校の早大や中大、明大、急成長を遂げる東京国際大などが上位通過を狙っている。(近藤雄二、小石川弘幸)

 

早大…いざ復権 層に厚み

予選会でのトップ通過を見据えて練習する早大の選手たち=園田寛志郎撮影
予選会でのトップ通過を見据えて練習する早大の選手たち=園田寛志郎撮影

 13年ぶりに予選会へ転落し、再起を期す早大。翌週に全日本大学駅伝が控える厳しい日程に挑むが、相楽豊監督は「ようやく、そんな連戦に耐えうるタフなチームになってきた」と自信の表情で言い切る。

 前回の箱根では故障明けだった今季の主将、太田智樹(4年)が2区で区間21位と失速。総合12位に終わった。手負いのエースを最重要区間に使わざるを得なかった、層の薄さに泣いた。

 「全て自分のせい」。責任を背負い込んだ新主将は今季、黙々とチームを引っ張った。4月に5000メートルで13分58秒72の自己記録を出すと、5月の関東学生対校選手権1万メートルは6位入賞。夏合宿では先頭を切った。

 そんな背中に下級生も続いた。前回の箱根で1区区間4位の中谷なかや雄飛(2年)は「智樹さんは大半の練習を引っ張ってくれ、本当に頼もしかった」。自身はトラックの勝負にこだわりを持つが、今季は合宿で30キロもこなし、相楽監督は「入学して一番いい練習をしている」。本人も「予選会と全日本の2本を、トラックにつなげるスタミナをつけてきた」と過密日程に挑む。

 全日本大学駅伝の関東地区選考会では千明ちぎら龍之佑(2年)や井川龍人、小指卓也、鈴木創士の1年生トリオが好走。下級生に突き上げられるように吉田匠(3年)は3000メートル障害で日本選手権の決勝に進んだ。

 相楽監督は「太田智、中谷、千明、井川の柱ができ、層も厚みが出た。簡単ではないがトップ通過を目指す」。たくましさを増したチームで復権を狙う。

 

東京国際大…創部9年 首位通過狙う

大学構内でスピード練習をする東京国際大の選手たち
大学構内でスピード練習をする東京国際大の選手たち

 創部9年目のチームは、この夏、小さな奇跡を起こした。全日本大学駅伝の関東地区選考会でトップになり、初出場を勝ち取った。

 「予選通過が目標だったので、うちらしく3、4番でも十分だったのですが」と大志田秀次監督。明大、早大などを抑えてのトップで、注目を浴びた。

 強力な1年生が加わった。ケニア人留学生のイエゴン・ビンセントはその選考会(1万メートル)で全体1位の28分4秒55。練習でも設定より速いタイムで走るなど意欲的で、大志田監督は「長い距離に強く、けがさえしなければ予選会でも上位で来てくれる」と期待する。丹所健は入学後に急成長して5000メートルで14分6秒15をマークし、山谷昌也も期待の新人だ。

 「1年生の存在が刺激になる」とエースの伊藤達彦(4年)。本人も毎日のジョギングで意識的に距離を伸ばし、ユニバーシアードのハーフマラソン銅メダルで自信を持った。予選会では「絶対に日本人トップになりたい」と力を込める。

 箱根駅伝には2年連続出場し、3、4年生に経験者が多数残った。大志田監督は「まずは予選会で10位以内に入って本大会につなげたい」と慎重だが、選手たちは「トップ通過」を目標に掲げる。「1番になれば(初の)シード権に近づくと思う」と伊藤。小さな奇跡を積み重ね、悲願達成につなげたい。

 

個人争い キサイサら留学生に注目

 個人1位の争いは、3年連続トップを狙うレダマ・キサイサ(桜美林大4年)、前回3位のライモイ・ビンセント(国士舘大2年)、イエゴン・ビンセント(東京国際大1年)ら留学生が中心となる。

 日本勢では1万メートルで28分28秒62の記録を持つ伊藤達彦(同4年)のほか、関東学生対校選手権1万メートル5位の荻久保寛也(城西大4年)、同6位の太田智樹(早大4年)、同8位の小袖英人(明大3年)らが留学生に挑む。1万メートルで28分30秒台の記録を持つ舟津彰馬(中大4年)、長谷川しゅう(専大4年)も日本人トップをうかがっている。

 

21キロ合計タイムで

 予選会には前回本大会の11位以下の大学などが参加。各校14人までエントリーでき、10~12人が出場。ハーフマラソン(21.0975キロ)で、上位10人の合計タイムで競う。本大会に出場できるのは今回は上位10校。予選会敗退校の記録上位者を中心に、本大会にオープン参加する関東学生連合チームが編成される。

 ◇出場校◇

 中大

 早大

 日体大

 日大

 東京国際大

 神奈川大

 明大

 国士舘大

 大東大

 城西大

 山梨学院大

 上武大

 麗沢大

 亜大

 専大

 創価大

 東京農大

 筑波大

 駿河台大

 日本薬科大

 明治学院大

 桜美林大

 流通経大

 関東学院大

 武蔵野学院大

 平成国際大

 慶大

 東京経大

 立大

 東大

 東京理科大

 帝京平成大

 学習院大

 一橋大

 高崎経大

 東京工大

 防衛大学校

 芝浦工大

 育英大

 東京工大大学院

 東京学芸大

 上智大

 東大大学院

 国営昭和記念公園 大会当日は午前7時半から立川口、西立川口、砂川口の入り口3か所を開く。立川口はJR立川駅から徒歩15分、西立川口はJR西立川駅から同2分。スタート地点の陸上自衛隊立川駐屯地へは、園内を経由して入場できる。昭島口と玉川上水口は午前9時半にオープン。入園料は大人450円、小、中学生無料、65歳以上210円。周辺道路では選手の通過時などに交通規制が行われる。

 ◆予選会のテレビ放送 日本テレビ(関東ローカルなど)で26日午前9時25分から生中継。BS日テレでは26日午後7時から録画放送される。

 ◆箱根駅伝公式サイト

 過去の記録を集めたデータベースや、箱根駅伝関連の最新ニュースなどを収録。関連イベント情報などを随時、更新していく。

 http://www.hakone-ekiden.jp

 主催   関東学生陸上競技連盟

 共催   読売新聞社

 特別後援 日本テレビ放送網

 後援   報知新聞社、国営昭和記念公園、立川市、立川商工会議所

 特別協賛 サッポロホールディングス

 協賛   ミズノ、トヨタ自動車、セコム、敷島製パン

無断転載禁止
862117 0 ニュース 2019/10/25 05:00:00 2019/12/10 17:15:05 2019/12/10 17:15:05 予選会でのトップ通過を見据えて練習する早大の選手たち(9日午後4時2分、埼玉県所沢市で)=園田寛志郎撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/10/20191024-OYT1I50053-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み_東京2020オリンピックパラリンピックキャンペーン

アクセスランキング

 


東京オリンピックパラリンピックオフィシャル新聞パートナー

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
ページTOP
読売新聞社の運営するサイト
ヨミダス歴史館
ヨミドクター
The Japan News
発言小町
OTEKOMACHI
ささっとー
元気ニッポン!
未来貢献プロジェクト
YOMIURI BRAND STUDIO
美術展ナビ
教育ネットワーク
活字・文化プロジェクト
よみうり報知写真館
挑むKANSAI
読売新聞社からのお知らせ