[箱根駅伝]青学、スピード復権…国学院が3位と健闘

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

青学大7区の中村友哉(右)からタスキを受ける8区の岩見秀哉=代表撮影
青学大7区の中村友哉(右)からタスキを受ける8区の岩見秀哉=代表撮影

 3日の箱根駅伝復路は、青学大が2年ぶり5度目の総合優勝を果たし、王座に返り咲いた。2連覇を狙った東海大は2位、国学院大が過去最高の3位と健闘した。10位までに与えられるシード権は、5位の東京国際大、9位の創価大がそれぞれ初めて獲得。11位の中央学院大は6年ぶりに予選会へ回ることになり、26年ぶりに出場した筑波大は最下位の20位だった。

ゴール前の競り合いを制してガッツポーズする国学院大アンカーの殿地琢朗(手前)
ゴール前の競り合いを制してガッツポーズする国学院大アンカーの殿地琢朗(手前)

国学院 デッドヒート制す…3位

ラスト1キロ 殿地抜け出す

 レース後の国学院大は優勝を決めたかのようなお祭り騒ぎだった。10区の快走で目標の総合3位に導いた殿地どんじ(2年)、前田康弘監督らが次々宙を舞う。前田監督は「殿地は魂の走りだった。最後まで諦めないことを選手たちに教えられた」と涙を流した。

 9区の茂原(4年)が区間19位と失速。しかし、5位でタスキを受けた殿地は諦めない。前夜、土方英和主将(4年)からもらった「絶対3位を取ってくれ」という言葉を反すうし、1キロ3分ペースを刻んで前を追った。3位集団からラスト1キロで抜け出すと、「最後は覚えていない」ほど力を出し切った。

 「歴史を変える挑戦」を掲げた2年間。かつてトイレに隠れてサボるような選手もいたチームが、駒大出身の指揮官が「当たり前のレベルが上がった」と言うように、自然と高みを目指す集団に様変わりした。前田監督は「次は総合優勝を少しでも考えられるようなチームを作りたい」。大きな勲章を胸に、次のステージへと向かっていく。(工藤圭太)

 ■東京国際踏ん張り5位 東京国際大は4度目の出場で、初のシードを手に入れた。往路3位の貯金を生かし、復路は7~10区で区間1桁と踏ん張り5位に食い込んだ。大志田秀次監督は「7~10区で攻めのレースができた」。9区で区間3位の相沢(4年)は「5位でシードが取れてとてもうれしい。この4年間で、大学にすごく成長させてもらった」と感謝していた。

7区間で新記録

 復路を4位スタートの東海大が6区館沢(4年)の区間新、7区松崎(1年)の区間3位の好走で2位に躍進し、8区を終わって首位の青学大に2分差まで迫った。しかし、青学大は9区神林(3年)の区間1位の力走でその差を3分42秒まで広げ、総合優勝に結びつけた。東海大は復路成績では5時間23分47秒の新記録で1位となった。

 シード権争いでは、11位で10区に入った創価大がアンカー嶋津(2年)の区間新で9位に入り、東洋大が辛うじて10位を確保した。

 2日間とも好条件のもとでレースが進み、7区間で区間記録が更新された。

[天下の険]ハイレベル 世界への助走

 東京五輪イヤーに100周年を迎えた令和初の箱根駅伝は、新時代を開く超高速レースとなった。優勝した青学大は従来の総合記録を6分46秒上回り、区間新は7区間で13個に上った。

 花の2区では東洋大の相沢(4年)が山梨学院大のモグスの区間記録を更新。6区では東海大の館沢(4年)、7区では明大の阿部(4年)と、トラックで東京五輪を狙う精鋭たちが記録を塗り替えた。

 東洋大の酒井俊幸監督はシューズ改良の力も認めつつ「それを使いこなす体を作り、高いレベルで各校が競い、注目度の高い箱根だからこその結果」と指摘。新たな100年へ「世界へ通じる選手たちが生まれている。この流れを継続することが大切」と力を込めた。

 今回、多くの監督が「今までの考えが通用しなかった」とうめいた。タスキをつないで競い、敗れ、また挑む。その結果、レベルアップした箱根から世界へ。金栗四三かなくりしそうの創設理念を継ぐ指導者、選手たちの磨き合いで、箱根は新たな時代へ走り出す。(近藤雄二)

無断転載禁止
982139 0 ニュース 2020/01/04 05:00:00 2020/01/06 11:14:23 2020/01/06 11:14:23 青学大8区・岩見秀哉へタスキをつなぐ青学大7区・中村友哉(右)(カメラ・池内 雅彦)報知写真部 2020年1月3日=平塚中継所 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/01/20200103-OYT1I50057-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み_東京2020オリンピックパラリンピックキャンペーン

アクセスランキング

 


東京オリンピックパラリンピックオフィシャル新聞パートナー

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
ページTOP
読売新聞社の運営するサイト
ヨミダス歴史館
ヨミドクター
The Japan News
発言小町
OTEKOMACHI
ささっとー
元気ニッポン!
未来貢献プロジェクト
YOMIURI BRAND STUDIO
美術展ナビ
教育ネットワーク
活字・文化プロジェクト
よみうり報知写真館
挑むKANSAI
読売新聞社からのお知らせ