残り約1・3キロ「不意に仕掛けた」スパート…全日本大学駅伝、駒大Vの立役者・田沢廉

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トップでゴールに飛び込む駒大の田沢廉=早坂洋祐撮影
トップでゴールに飛び込む駒大の田沢廉=早坂洋祐撮影

 陸上・全日本大学駅伝対校選手権(1日・熱田神宮―伊勢神宮、8区間106・8キロ)――駒大が2014年大会以来6年ぶり13度目の優勝を飾り、箱根駅伝と出雲駅伝を含む学生3大駅伝で単独最多22回目の優勝となった。2区終了時の9位から着実に盛り返し、8区のアンカー田沢れん(2年)が2人を抜いて逆転した。前回優勝の東海大が23秒差の2位、同15位の明大が3位に躍進した。今年の箱根駅伝を制した青学大は4位に終わった。8位の順大までが次回のシード権を獲得した。

東海・名取とのエース対決制す

 ゴールまで残り1・3キロ付近で、駒大の田沢が満を持して前に出た。先頭を走る東海大の名取燎太(4年)の背後で自重していたが、「ラスト1キロでは(読まれて)ついてこられる。不意に仕掛け、えっと思わせたかった」と意表をつくスパート。エース対決を制し、雄たけびを上げながらゴールテープを切った。

 積極性が身上の2年生。57分34秒での区間賞獲得にも「個人的には56分台が目標。ガンガンいきたかった」と本音を明かした。しかし、チームは7区まで区間5位以内が5人。しぶとくタスキをつなぎ、前回覇者の東海大に2秒遅れで最終8区へつないだ。田沢は仲間の思いを胸に、勝負に徹した。

 コロナ禍で夏まで全体練習ができず、2、3人で走るのが精いっぱい。その環境が意識改善につながったという。1区で区間3位の加藤あつし(4年)は「今まで力のある選手が引っ張ってばかりだった。少人数で走ることで練習を引っ張る個々の意識が強くなった」。課題だった中間層が確実に底上げされた。

 2011年から4連覇した「平成の常勝軍団」も近年は優勝から遠ざかっていた。しかし、1、2年生が5人の若いチームで、6年ぶりに王座を奪還。最多優勝回数を13に伸ばした大八木弘明監督は「令和の常勝軍団を作りたい」。高らかに復活を宣言した。(平野和彦)

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1595568 0 ニュース 2020/11/02 05:00:00 2020/11/04 18:28:44 2020/11/04 18:28:44 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/11/y-komadai.jpg?type=thumbnail

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