伝統校の明治大・早稲田大・東洋大は「3強」を切り崩せるか…箱根駅伝・戦力分析

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 第97回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝=読売新聞社共催)が来年1月2、3日に行われる。優勝争いは混戦模様。全日本大学駅伝を制した駒沢大、前回王者の青山学院大、2年ぶりの王座奪還を目指す東海大の「3強」を軸に、伝統校の明治大、早稲田大、東洋大も、3強の争いに割って入ろうとしている。コロナ禍で出雲全日本大学選抜駅伝が中止となった中、全日本の結果から明大、早大、東洋大の現状を探った。

左から、今季好調な早大の中谷、明大の躍進を支える小袖、東洋大浮上のカギを握る宮下
左から、今季好調な早大の中谷、明大の躍進を支える小袖、東洋大浮上のカギを握る宮下

明治大・往路から攻める

 全日本では青学大を抑え、3位に躍進。箱根の主役候補に一躍名乗りを上げた。

 前回は8区間を区間10位以内にまとめる手堅いレースで6位に入り、5年ぶりのシード権を獲得。7区で新記録の区間賞に輝いたエース阿部弘輝(住友電工)が抜けた穴は大きいが、山本佑樹監督は「選手層の厚さで勝負したい」と語る。

 1年時から主力を担う大黒柱の小袖英人(4年)をはじめ、前回3区7位の手嶋杏丞、5区5位の鈴木聖人(ともに3年)ら主軸が一回り成長。8区8位だった櫛田佳希(2年)、全日本で1区5位の好デビューを飾った児玉真輝(1年)と、各学年に核となる選手がバランス良く並ぶ。

 箱根は当初「5位以上」が目標だったが、全日本の好結果を受け、山本監督は「往路優勝をまず狙い、総合優勝に結びつけられたら」と上方修正。優勝7度を誇る古豪が、72年ぶりの頂点を目指す。(西口大地)

早稲田大・表彰台は射程内

 全日本ではエンジのユニホームが躍動した。4年生抜きの若い布陣で挑み、5区までトップを守った。

 3区の中谷なかや雄飛ゆうひ(3年)、4区の太田直希(同)の二枚看板が区間1、2位と期待通りの走りを見せたほか、1区の辻文哉、5区の菖蒲しょうぶ敦司、6区の諸冨わくの1年生トリオが区間1桁と健闘した。最後は5位まで順位を下げたが、相楽豊監督は「層の厚さの差は感じたが、先頭のしっぽを捕まえるところまでは来た」と手応えをつかんだ。

 コロナ禍で寮が一時閉鎖されて夏合宿は中止された。しかし、選手たちは自主的にメニューを工夫してきっちり対応した。秋以降は中谷と太田が1万メートルで28分19秒台を出すなど、多くの選手が自己記録を塗り替え、戦力は充実した。

 目標は総合3位以上で、吉田匠主将(4年)は「優勝も夢じゃない」。分厚い「3強」の壁に、風穴を開けられるか。(工藤圭太)

東洋大・復活の道見えた

 前回大会は12年ぶりに3位以内を逃す総合10位。優勝戦線に返り咲くため、今季は重要な1年となる。

 前回2区で1時間5分57秒の区間新記録を作った相沢晃(旭化成)が卒業。主軸の西山和弥(4年)は「エースに頼らない、全員駅伝を目指す」と語る。

 前回メンバー7人が残る中、全日本では新戦力を積極的に起用。2区でルーキー松山和希が区間7位、6区で箱根未経験の腰塚遥人はると(3年)が5位と健闘し、7区に入る時点で首位と20秒差の5位と好位置につけた。7区で頼みの西山が区間11位の誤算で6位に終わったが、酒井俊幸監督は「非常に収穫が多かった」と評価した。

 前回5区の山上りで区間賞の宮下隼人(3年)も、全日本では8区4位の好調ぶり。箱根本番では3年連続出場中の吉川洋次ひろつぐ(4年)、前々回8区3位の鈴木宗孝(3年)らも投入し、新旧戦力の融合で強豪復活のシナリオを描く。(西口大地)

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1618367 0 ニュース 2020/11/11 17:30:00 2020/11/11 18:16:44 2020/11/11 18:16:44 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/11/20201111-OYT1I50046-T.jpg?type=thumbnail

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