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あこがれの兄の背追った「花の2区」…早稲田大・太田直希(3年)

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 駒大が13年ぶり7度目の総合優勝を果たした第97回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝=読売新聞社共催)。大会史上に残る最終10区残り2キロでの逆転劇の陰で、別のドラマも演じられていた。2区で実現した兄弟リレー。箱根駅伝のもう一つの物語「アナザー・ストーリー」を紹介する。

兄に続いて2区を走る早大の太田(左)
兄に続いて2区を走る早大の太田(左)

コロナ禍で体幹強化、エースの力培うも「ふがいない…」

 早稲田大の2区には、4年連続で「太田」の名前が並んだ。3年連続で出走した兄・智樹(トヨタ自動車)に続き、初の2区に挑んだ弟はしかし、区間13位に沈んだ。自らへの怒りからか、「本当にふがいない走りをした」と話す声は震えていた。

 父の善之さんも1992年大会で中大の6区を走った「箱根一家」。中学で陸上を始めた時から2学年上の兄は「憧れで目標」だった。背中を追い、静岡・浜松日体高、早大と同じ道を選んできた。普段は共通の趣味のゲームで盛り上がる一方、陸上の話は一切しない。それでも、競技に対する兄の姿勢にいつも刺激を受けてきた。

 智樹は2年時の2区で区間6位だったが、翌年はケガの影響もあり区間21位でチームもシード権を逃した。その悔しさをバネに4年時は1時間7分5秒の区間6位で走ってみせた。その姿を見て、「自分もエース区間を走りたい」と決意した。

 新型コロナウイルスの影響で静岡に帰省した春先から、自重による筋力トレーニングを週5日ほど取り入れて体幹を強化した。フォームが安定して前方向へスムーズに力を移動できる感覚をつかみ、全日本大学駅伝は4区で区間記録を更新する区間2位と活躍した。昨年12月の日本選手権では1万メートルで学生トップクラスの27分55秒59をマーク。名実共に主力として臨んだ「花の2区」だった。

 レース前、兄から一言「頑張れ」と激励された。ところが、歴代のエースが挑んだ2区は甘くなかった。後半に失速し、1時間8分17秒で五つ順位を落とした。日本選手権でハイレベルなレースをこなした影響もあったはずだが言い訳にはしなかった。「結果には全く満足できない。来年また頑張りたい」。コースにも兄の背中にもはね返された。その悔しさはきっと、学生最後の1年間で大きな成長の糧となる。(工藤圭太)

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1754886 0 ニュース 2021/01/08 05:00:00 2021/01/08 09:50:14 2021/01/08 09:50:14 第97回東京箱根間往復大学駅伝競走 2区を走る早大の太田直希(左)(2日午前10時5分)=沼田光太郎撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/01/20210107-OYT1I50075-T.jpg?type=thumbnail

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