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待望の実戦で輝く逸材、順天堂大・三浦龍司…箱根駅伝めざして

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 コロナ禍でレースが遠ざかる春、やっと力試しの実戦がスタートした。2月27日に福岡市で行われた日本選手権クロスカントリー(クロカン)。実業団の強豪に、学生たちが蓄えた力をぶつけた。(編集委員 近藤雄二)

過酷なクロスカントリーで実力者の松枝(左)に競り勝った三浦=秋月正樹撮影
過酷なクロスカントリーで実力者の松枝(左)に競り勝った三浦=秋月正樹撮影

過酷なクロカン日本選手権、手にした自信

 クロカン日本一を決める大会は、海の中道海浜公園内の2キロコースを5周する10キロ勝負。芝や砂地の起伏が続く、タフな戦いだ。

 先頭集団が5人に絞られたラスト500メートル。仕掛けたのは松枝博輝(27)(富士通)だった。日本選手権5000メートルを2度制した、爆発的スパートが自慢のスピードランナーだ。その実力者に唯一反応したのが、順大の1年生エース三浦龍司。小刻みな起伏で加速する松枝。食い下がる三浦。最後の下りで体一つ前へ出た三浦が、同タイムの激戦を制してゴールへ飛び込んだ。

 その走りで傑出していたのが上体の安定性だ。他の選手が砂地でぐらついても、全く体幹がぶれない。トラックを走るような上下動の少ない美しいフォームを最後までキープし、冬場に起伏地をたっぷり走り込んだ成果を感じさせた。

 「最後競り勝つことができて、いい形で今シーズンをスタートできた。高校の時と比べ、接地のリズム、ピッチのリズムを崩されずに走れた。クロカンは苦手意識があったが自分の成長を感じられた」

 昨年、3000メートル障害で日本歴代2位をマークした逸材は、目指す五輪代表と日本記録突破へ、確かな自信を手にしたようだ。

7位入賞した日体大の藤本(1108番)、青学大の近藤(1206番)も先頭集団で奮闘した
7位入賞した日体大の藤本(1108番)、青学大の近藤(1206番)も先頭集団で奮闘した

日体大・藤本らも奮闘

 もう一人、学生ランナーで光ったのが、今年の箱根駅伝1区で8位だった日体大の藤本珠輝(2年)だ。中盤でトップに出るなど積極的な走りを見せ、ラスト1周まで先頭集団でレースを進めて7位に入った。1週間前に30キロを走り、練習の一環で30分前後の記録を狙っていたというが、三浦から11秒差の29分21秒で走りきった。

 「全国大会の入賞は初めてなので本当にうれしい。今季は5000メートルで日体大記録を出して、日本選手権出場と箱根へつなげたい」。大学記録は1980年モスクワ五輪の幻の代表、中村孝生が79年に残した13分33秒7。歴史を動かし、チームを引っ張るつもりだ。

 このほか、青学大の近藤幸太郎(2年)が13位、帝京大の細谷翔馬(3年)が14位と健闘。過酷なクロカンでの学生たちの活躍は、トラックシーズンをにらむ選手たちにも、大きな刺激となったはずだ。

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1911412 0 ニュース 2021/03/15 15:00:00 2021/03/15 15:31:26 2021/03/15 15:31:26 シニア男子で優勝した三浦龍司(右)(27日、福岡市東区の海の中道海浜公園で)=秋月正樹撮影ゴール前の競り合いを制し、優勝した三浦龍司(右)(27日)=秋月正樹撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/03/20210315-OYT1I50014-T.jpg?type=thumbnail

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