低燃費かつ軽快なエンジン、かわいいデザイン…新型「アルト」は完成度が高かった

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

全体的に丸みを帯びたデザインで、年齢を問わず乗ることができる
全体的に丸みを帯びたデザインで、年齢を問わず乗ることができる

 スズキの代表的な軽乗用車「アルト」が昨年末、全面改良された。1979年の初代デビューから42年となり、9代目の登場だ。最上級グレード「ハイブリッド X」に試乗したが、低燃費かつ軽快なエンジン、静かな車内、レトロ調のかわいらしいデザインと、かなり人気を呼びそうなクルマに仕上がっていた。

ボルボ「C40」は日本初導入のEV専用モデル、スマホ感覚のクルマだった

 エンジンは「ワゴンR」などにも搭載されている「R06D型」で、試乗車では「マイルドハイブリッド」と組み合わせている。「マイルドハイブリッド」は減速時のエネルギーを活用してバッテリーに充電。その電力を使ってモーターを動かして加速をアシストしてくれる。小型のため、軽自動車にも搭載可能だ。これにより、リッターあたり27.7キロ(WLTCモード)という低燃費を実現している。

 実際に高速道路を走行したが、加速時に息切れすることなく、時速100キロに到達できた。軽自動車の場合、この速度になるとエンジンの騒音が響くことが少なくないが、車内は静かなままで、小型車に見劣りしないベルであった。

 また、ヘッドライトなども含め、全体に丸みを帯びた形状で、年代を問わず、親しみやすいデザインも良い。このクルマを見た同僚が「イタリアの往年の名車『アウトビアンキ』をほうふつさせる」と感想を述べていた。かわいらしいデザインながら、室内は広くなった。8代目と比べると全高で50、室内高は45、室内幅も25(単位はミリ)大きくなっている。後席でも身長180センチの自分が余裕で座ることができる。

後部の外観。ライト部分なども含め、やはり丸みを帯びたデザインで統一されている
後部の外観。ライト部分なども含め、やはり丸みを帯びたデザインで統一されている
後部座席は広い。シート地もジーンズのような感触で、座り心地は良かった
後部座席は広い。シート地もジーンズのような感触で、座り心地は良かった

 装備も充実している。この試乗車にはバックモニター用カメラを備えた7インチディスプレーオーディオがついている。また、クルマの前後左右を四つのカメラが見張り、狭い道などで対向するクルマとのすれ違い時の接触を防いでくれる(ともにオプション装着)。エアバッグも側方カーテンエアバッグなど6種が全車標準となっている。さらに、運転席などの周りにはドリンクホルダー、インパネトレーなど収納スペースが豊富に用意されている。

室内が広くなったことで、窓も大きくなり、視界が一段と向上している。
室内が広くなったことで、窓も大きくなり、視界が一段と向上している。

 グレードは4種で、すべてに前輪駆動、四輪駆動があり、全部で8タイプから選べる。価格は94万3800円~137万9400円。下位グレードは日常使いとしての従来の軽自動車タイプになるが、ハイブリッドモデルの上位グレードは装備も充実し、月に数回程度の休日ドライブであれば十分対応できる。派手さはないが、バランスが取れた良いクルマだ。小型車の購入を考えている人は、ぜひ軽自動車にも試乗して比較してほしい。ライフスタイル次第だが、軽自動車でも十分という人は少なくないと思う。(読売新聞オンライン 松崎恵三)

【仕様・主要諸元】(試乗グレード「ハイブリッド X」の場合)
 ▼全長・全幅・全高(ミリ)      3395・1475・1525
 ▼総排気量(L)           0.657
 ▼WLTCモード(キロ/リットル)    27.7
 ▼価格                125.95万円(2WD、オプション装備は除く)

スクラップは会員限定です

使い方
「趣味」の最新記事一覧
2748654 0 2022/02/10 15:30:00 2022/02/10 17:13:33 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/02/20220208-OYT1I50057-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込みキャンペーン

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)