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快適な室内空間、売れ筋はHVモデル ホンダ「ヴェゼル」(Vol.623)

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 ホンダのコンパクトSUV(スポーツ用多目的車)「ヴェゼル」が2代目となった。正面のフロントグリルが車体と同色となって顔つきが一新されるとともに、動力性能も刷新された。

車体と同じ色になった白いフロントグリルが存在感をもたらす2代目
車体と同じ色になった白いフロントグリルが存在感をもたらす2代目

 初代に引き続き、ハイブリッド車(HV)とガソリンエンジン車が設定されている。HVモデルは初代の1モーター方式から2モーター方式になった。小型車「フィット」と同じになる。ガソリンモデルも燃料噴射方式が変更された。両モデルともに前輪駆動(FF)と四輪駆動(4WD)を選ぶことができる。今回試乗したのは、HVモデルのFFと4WD、ガソリンモデルのFFという3タイプだった。

ハイブリッドシステムは2モーター方式となり、走行中はモーター駆動が主となる
ハイブリッドシステムは2モーター方式となり、走行中はモーター駆動が主となる
「そよ風アウトレット」と名付けられた空調。直接風が体に当たらず、そよ風のように体を包み込むという
「そよ風アウトレット」と名付けられた空調。直接風が体に当たらず、そよ風のように体を包み込むという

 「e:HEV(イーエイチイーブイ)」と名付けられたHVは、モーター走行を主にするタイプだ。エンジンは発電用として機能する。高速での巡航走行時にはエンジン走行が行われることもあるが、加速時にはモーターによる補助が加わる。

 日常の運転はモーター走行主体のため、室内は比較的静かだ。しかし、電力供給でエンジンが作動するので、電気自動車(EV)ほどの静かさはない。それでも、前後の席で普通に会話できるレベルは保たれている。

 改善著しいと実感したのは、後席の快適性だ。走行中の乗り心地が大幅に向上した。初代では上下振動が強く、辛抱しなければならないほどだったが、2代目は普通に座っていられる。また、室内は広々とした印象で、窓から入る光をうまく使い、明るい雰囲気になった。開発者によると、座席も含めた室内空間の快適性は重視した点のひとつだという。

大きく改善された後席。初代と比べてリラックス度が増した
大きく改善された後席。初代と比べてリラックス度が増した
初代と比べ、やや小さくなったが、使い勝手が向上した荷室
初代と比べ、やや小さくなったが、使い勝手が向上した荷室

 FF、4WDともに同様のよさを感じたが、4WDは車両重量が重くなる分、発電のためエンジンが稼働する回数が増えるようだった。また、4WDの後輪駆動はプロペラシャフトで伝える機械式となって悪路走破性が高まったそうだが、今回は悪路で効果を試す機会はなかった。

 ガソリンエンジン車は、新開発のエンジンを搭載し、ホンダらしく高回転まで気持ちよく回り切る爽快さがあった。ただし、HVに比べるとモーター駆動の補助がない分、発進直後などで低速トルクの物足りなさを感じた。

死角が少なく、見通しが良い運転席
死角が少なく、見通しが良い運転席
十分な寸法がゆとりを生み、体をしっかり支えてくれる運転席
十分な寸法がゆとりを生み、体をしっかり支えてくれる運転席

 初代との寸法的な違いはほぼなく、2代目への乗り換えは容易だろう。広くなった室内空間、使いやすくなった荷室など、満足度は高いはずだ。ホンダは二輪、四輪のほか、耕運機や船外機などの 汎用(はんよう) 製品も合わせ、世界最大のエンジンメーカーである。だが、新型「ヴェゼル」の当初受注はHVが9割に達しているそうだ。改めて、消費者のHV志向の強さを感じた。

御堀 直嗣
プロフィル
御堀 直嗣( みほり・なおつぐ
 1955年、東京都生まれ。玉川大工学部卒。大学卒業後はレースでも活躍し、その後フリーのモータージャーナリストに。現在、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員等を務める。EV等にも詳しい。乗馬などを楽しむアクティブ派でもある。

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使い方
2344146 0 インプレッション 2021/09/07 05:20:00 2021/09/07 05:20:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/08/20210827-OYT8I50031-T.jpg?type=thumbnail

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