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日本人の心の底にある山…「登れぬ今」、動画で縦走

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 夏山シーズンですが、新型コロナウイルス感染防止のため、富士山頂につながる登山道はすべて閉鎖されています。休止する山小屋は北・南・中央アルプスと八ヶ岳連峰などでもあります。作家の深田久弥は山岳随筆「日本百名山」で「日本人の心の底にはいつも山があったのである」と説きました。私たちが親しんできたその山々は今、登りにくくなっています。そこで、読売新聞オンラインなどで公開してきた、山の魅力を伝える動画を紹介します。文学作品、世界遺産登録にちなんだ動画や、空撮によるコンテンツもあります。また、「日本百名山」などを検索できるデジタル地図も用意しました。思い出の、あるいは憧れの山を動画で次々と巡ってください(見出しや写真をクリック。動画の説明文やテロップは公開当時のものです)。

名言巡礼「富嶽百景」から 山梨県・河口湖周辺

 「名言巡礼」は、古今の名作に登場する珠玉の言葉、舞台となった風景などを紹介したコーナーです。2011年4月から7年間続きました。13年7月には、太宰治が新婚時代に発表した「富嶽百景」から「富士には、月見草がよく似合う」という言葉と、山梨県の河口湖周辺を紹介しました。太宰が滞在した当時の部屋を復元した「御坂峠 天下茶屋」や、富士山の世界文化遺産登録決定を山梨県富士河口湖町の人たちが祝う様子も見ることができます。

名言巡礼 芥川龍之介「河童」から 長野県・上高地

 芥川龍之介の短編小説「河童」から、「いざ、立ちて行かん。娑婆界を隔つる谷へ。」という言葉と、長野県の山岳景勝地・上高地を紹介しました。上高地は、「日本の近代登山の父」と呼ばれる英国人宣教師ウェストンゆかりの地でもあります。動画では、案内人としてウェストンと共に登った上條嘉門次の山小屋も紹介しました(2016年7月公開)。

遠くの山の上に雪の壁? 三重の山頂から蜃気楼見える

 蜃気楼(しんきろう)は海だけではなく、山にも現れます。今年2月7日、三重県の御在所岳山頂付近から、石川県の白山や北アルプスの乗鞍岳の上部が雪の壁のように見える現象を撮影できました。特ダネ映像です。

雪解けでドラゴン開眼…八幡平

 自然は楽しい光景を見せてくれることがあります。岩手、秋田県境の八幡平(はちまんたい)山頂(1613メートル)付近の鏡沼で今年6月、「八幡平ドラゴンアイ」が現れました。沼を覆っていた雪が中心部を残して、輪のように解け、目のような形に見えたのです。

「ミステリーサークル」出現…宮崎・日南市

 海外で時折発見されるミステリーサークル? いいえ、円形状に植えられた樹木です。九州森林管理局が宮崎県日南市北郷町郷之原の山中で、杉の植栽密度による成長具合などの違いを調べています。その試験がもたらした造形物です(2019年2月公開)。

煙火春空を突く「山焼き」…伊東・大室山

 伊豆半島に春の訪れを告げる、静岡県伊東市の大室山の「山焼き」を上空と地上から撮影しました。山焼きは、良質のカヤを採るため、約700年前に始まったとされます。麓で点火されると、炎は音を立てながら枯れ草に覆われた斜面を一気に駆け上がりました(2019年2月公開)。

名言巡礼 深田久弥『日本百名山』から 安曇野・常念岳

 「日本百名山」で取りあげられた北アルプスの常念岳(2857メートル)を登る様子を紹介しました。山頂からは、岩の殿堂・穂高連峰、とがりが印象的な槍ヶ岳をはるか先に眺めることができました(2013年10月公開)。

轟音が告げる夏 黒部ダムの観光放水…富山

 富山県立山町の関西電力・黒部ダム(標高1454メートル)で2019年6月、その年の観光放水が始まった光景です。放水の目的は、夏場に水量が減る黒部川下流域にある峡谷の景観維持です。186メートルと日本一の高さのアーチ式ダムから毎秒約15トンの水が轟音(ごうおん)とともに噴き出す様子は豪快です。

いろは坂など紅葉見頃…栃木・日光

 毎年秋に見事な紅葉が話題になる栃木県日光市の中禅寺湖周辺。湖に突き出た八丁出島では赤や黄に染まったカエデやナナカマドなどを、市街地と結ぶつづら折りの「いろは坂」では多くの車が上り下りする様子を空撮しました(2019年11月公開)。

追悼・田部井淳子さん 山歩きに「生きる喜び」

 2016年に他界した、日本を代表する女性登山家・田部井淳子さんの、晩年の山歩きの様子とインタビューです。1975年に女性では世界初のエベレスト登頂を果たした時の苦労や、病とつきあいつつ山歩きを続ける考えを聞きました。故郷・福島での復興支援の様子も収録しています(初出は2016年6月。死去後にタイトルを変更)。

データーベース地図「主な日本の山々」

 小屋の営業自粛で行けない山々もある、今年の「山の日」を機に、主な山々のデーターベース地図を作りました。そこでクイズです。

 Q1 古い測量に基づく標高が名前になった「1839峰」があるのはどの都道府県でしょうか(ヒント:検索で)
 Q2 深田久弥が選んだ「日本百名山」は四国にいくつあるでしょうか(ヒント:凡例をクリックして百名山だけを表示したり、ズームしたりすると見やすくなります)
 Q3 最も南にある日本百名山はどの山でしょうか(ヒント:山の丸印をクリックすると山名などが表示されます。鹿児島県の山をそれぞれ検索してもわかります)

 知っている山の名前を探して、思いをはせてみてはいかがでしょうか。閲覧はパソコンの方が便利です。

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1377718 0 2020/07/31 14:57:00 2020/09/02 12:15:28 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/07/20200723-OYT8I50020-T.jpg?type=thumbnail

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