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線路を渡らないと、たどり着けない我が家…「市電は生活の一部」

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 南鹿児島駅前電停(鹿児島市)近くには、鹿児島市電とJR指宿枕崎線の線路に挟まれた幅10メートルほどの一軒家がある。線路を渡らなければたどり着けない、少し変わった立地だ。

鹿児島市電(左)とJR指宿枕崎線(右上)の線路に挟まれた福元さん宅。電車の通過を確認して娘の松下さんが踏切を渡る(鹿児島市で)=木佐貫冬星撮影
鹿児島市電(左)とJR指宿枕崎線(右上)の線路に挟まれた福元さん宅。電車の通過を確認して娘の松下さんが踏切を渡る(鹿児島市で)=木佐貫冬星撮影

 「少し揺れるけど、もう慣れています」。この家で生まれ育った松下悦子さん(65)が教えてくれた。こういう立地になった経緯は不明だが、近くには同じように線路に挟まれた親戚宅もあるという。

 この家に暮らす母・福元シヅ子さん(87)の様子を見るため、市内の自宅から頻繁に通う。真横を通る市電は生活の一部だ。松下さんは「昔、娘と一緒に『花電車』が何回も通るのを眺めるのが楽しかった」と振り返る。

通勤、通学の人たちでにぎわうJR南鹿児島駅(右)。接続する市電に乗り換える人も多い
通勤、通学の人たちでにぎわうJR南鹿児島駅(右)。接続する市電に乗り換える人も多い

 近くの電停の利用客との会話が生まれることもある。「学生さんがあいさつしてくれたり、おばあちゃんが家庭菜園のアドバイスをしてくれたり。この場所ならではですよね」と笑った。

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2221137 0 2021/07/21 10:00:00 2021/07/21 10:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210719-OYT8I50053-T.jpg?type=thumbnail

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