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2020年7月の九州豪雨で被災した熊本県球磨村の観光鍾乳洞「球泉洞」の営業が10日、約1年9か月ぶりに再開した。初日は無料開放され、観光客でにぎわった。

球泉洞は延長4・8キロの鍾乳洞で、年間約5万~6万人が訪れる、球磨村で有数の観光施設だった。豪雨で裏山が崩れて、鍾乳洞に続くトンネルや売店、駐車場に土砂が流れ込み、休業を余儀なくされた。
運営する球磨村森林組合は、再開に合わせて特産品店やカフェなどを新設した。10日の式典で、谷口幸敏組合長が「地域の観光の核として、全力で振興に取り組む」とあいさつし、テープカットをして祝った。
熊本市中央区から訪れた男性公務員(31)は「再開を機に被災地に活気が戻ってほしい」と話した。