兵庫・洲本で人気のお好み焼き「満天焼き」…生地は長芋100%!

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洲本支局長 山口博康

 きょうはお好み焼きにしよう――。ということで、支局の近くにあるおばんざいの店・満天(兵庫県洲本市)へ足を運んだ。看板メニューの満天焼き(800円)は、生地が溶いた小麦粉ではなく、すり下ろした長芋100%。味はもちろん、独特のふわっとした食感がたまらない魅力だ。

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柔らか春キャベツが生む「ふわふわ食感」

ふっくらと焼き上がった満天焼き。生地はすり下ろした長芋100%
ふっくらと焼き上がった満天焼き。生地はすり下ろした長芋100%

 この時期、具材は柔らかい春キャベツ。千切りにしてキッチンペーパーで余分な水気を吸い取ってから全卵、長芋と合わせる。多すぎず少なすぎず、絶妙な水分バランスから、ふわふわ食感が生まれるのだ。

 普段は、淡路島特産のタマネギを具材にして味に甘みと深みを出すのだが、店を切り盛りする竹中巳智さん(56)に聞くと、「新タマネギは水分が多くて生地がうまくまとまらない」のだそうだ。

じっくり乾燥、うまみ凝縮の淡路タマネギ

竹中巳智さん
竹中巳智さん

 満天焼きに合うタマネギが出回るのは6月頃から。食感がしっかりしたターザン、もみじ3号など (なか)()(なか)(おく)() の品種だ。収穫してすぐ使ってもいいが、壁がなく屋根と骨格だけの玉ねぎ小屋でつり下げ、じっくり乾燥させることで、さらにうまみが凝縮するという。

 この「つり玉」も冬を越して暖かくなると、芽が出て味が落ちる。「最も良いものを出したい」と竹中さん。春、具材にタマネギを使わないのは、淡路タマネギ本来のおいしさを知るからこそだ。タマネギの満天焼きが待ち遠しくなった。

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歯ごたえのいいモズク酢
歯ごたえのいいモズク酢

 満天ではモズク酢(400円)も食べておきたい。淡路産は太く、かみ切る時の歯ごたえが楽しい。良港と名高い洲本市由良で揚がった本物を堪能できる。昆布やカツオの風味豊かな合わせ酢に泳がせ、おろししょうがを添えていただく。

 淡路は古代、皇室や朝廷に海産物などの地域食材を献上した ()(けつ)(くに) の一つだったとされる。モズクにさえ、その底力が感じられる。

 ※税込み。記事中の値段などは紙面掲載時のものです。

 国内外の総支局長が、日頃通っている店のおすすめメニューなど、地域の自慢の味を紹介します。

満天

 兵庫県洲本市本町4の2の14

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