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林立する福岡市・天神のビルの間を縫うように、曲線を描いた高架橋を電車が走り出した。

西日本鉄道(西鉄)の天神大牟田線は天神を起点として、福岡県大牟田市までの74.8キロを南北に結んでいる。特急なら片道約1時間だ。太宰府線と甘木線も走る。

貝塚線は11キロで、福岡市地下鉄と接続している。
西鉄の前身は1908年に設立された九州電気軌道。北九州地区で路面電車の運行を始めた。42年に戦時態勢に対応するための交通事業統合政策で4社と合併し、福岡市に「西鉄」が誕生した。
コロナ禍で乗客数が減ったとはいえ、2020年度は1日平均約21万6000人(4線合計)が利用した。福岡県の大動脈になっている。
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九州・山口・沖縄の鉄道と沿線の話題を写真部員が紹介する「鉄路ノート」、第13弾は「西日本鉄道」を取り上げます。
