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    ホエーとモッツァレラの野菜グラタン ◎北大マルシェ/カフェ&ラボ(札幌市北区)

    大学自慢の牛乳とチーズ

    • ランチセットの「ホエーとモッツァレラの野菜グラタン」には北大牛乳やホエーの野菜スープ、モッツァレラチーズ、パンが付く
      ランチセットの「ホエーとモッツァレラの野菜グラタン」には北大牛乳やホエーの野菜スープ、モッツァレラチーズ、パンが付く

     札幌市北区の北海道大学構内に昨年11月、農と人を結ぶ新たな食の拠点「北大マルシェ カフェ&ラボ」がオープンした。北大の正門から歩いてすぐ、百年記念会館の中にある。

     運営するのは、北大の教員や卒業生、生産者らでつくる企業「北海道農村研究所」(本社・興部町)。副社長業務執行役員で、自らも北大OBの宮脇崇文さん(24)は「北海道の食と農の魅力を発信できる場に育てていきたい」と意気込みを語る。

     「北大マルシェ」は毎年夏に北大で開催されている食と農のイベント名であり、道内各地の意欲的な生産者が出店するマルシェが好評だ。マルシェの常設化が、同店の目的の一つにある。天井が高く広い店内の手前は農産物と加工品などが並ぶショップになっている。

     もう一つの目的は、北大農場の価値を高めることだという。これまで乳業メーカーに出荷されていた同農場で搾った生乳を、店内に設けた「ミルクラボ」で殺菌。「北大牛乳」として商品化した。

     干し草をエサにした冬の牛乳は、自然な甘さとコクがじんわり広がり、さっぱりした後味が特徴だ。ラボにはチーズ工房も併設し、この牛乳とチーズがメニューのベースになっている。

     この時期にうれしいランチセットは、ゴロゴロと大きくカットした野菜が印象的な「ホエーとモッツァレラの野菜グラタン」だ。ホワイトソースにはモッツァレラチーズ、そして、チーズ製造時の副産物“ホエー(乳清)”も使っている。「ホエーを加えることでコクが増します」

     このほか、ランチではチーズハンバーグやカレーを、軽食にはフレンチトーストやラザニアなどを提供。コーヒーのミルクには、北大牛乳が添えられている。

     レシピの作成にはプロの手を借りたが、実際の調理やサービスは北大など現役大学生を中心に行っている。少々たどたどしさはあるが、元気でフレッシュな対応は好印象である。

     「札幌農学校が北大の前身だと知らないお客さま、現役生もいるので、ここで今の北海道農業に触れるのはもちろん、歴史的な意義も感じてもらえるとうれしいです」

    (文・小西由稀 写真・山本顕史)

    【住 所】札幌市北区北9西5、北海道大学百年記念会館1階(電)011・788・7452

    【営業時間】午前10時~午後5時(ランチタイムは午前11時~午後2時)。火曜休み

    【主なメニュー】ランチセット1500円、北大牛乳350円、有機栽培コーヒー450円、北大牛乳プリン300円、農場フレンチトースト650円

    ※メニュー、価格などは変更されている場合があります。

    2018年02月08日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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