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    トウモロコシのかき氷 ◎押谷ファームcafe(eは上にアクセント符号「′」付き)(長沼町)

    凍ったコーンスープ削る

    • サニーショコラの風味が広がるトウモロコシのふわふわかき氷。溶けると冷製のコーンスープになる
      サニーショコラの風味が広がるトウモロコシのふわふわかき氷。溶けると冷製のコーンスープになる

     夏と秋が行き交う時期になったが、今のうちにどうしても紹介したい味がある。長沼町「押谷ファーム」内にある「押谷ファームカフェ」の「ふわふわかき氷」だ。

     押谷ファームは、アスパラやトウモロコシのおいしさで名をせる理論派の腕利き農家、押谷行彦さん、志都香さん夫妻が営む農園だ。

     収穫時期には、数量限定だが野菜の直売も行っている。「来てくれた方が野菜を楽しみながら、一服できるスペースがあれば」という、志都香さんの思いをカタチにしたのが、かき氷カフェだ。コンテナを利用した店舗で昨年から営業を始め、7月中旬~9月下旬の期間限定でオープンしている。

     かき氷と野菜。一見すると結びつかない両者だが、志都香さんはそこにひと工夫を加え、見事にかき氷に仕上げるのだ。

     8月中旬から登場する「トウモロコシのふわふわかき氷」は、削るそばからゆでたてのあの香りが漂う。ふわっふわな氷をすくい口に入れると、トウモロコシの香りと甘さ、コクが一気に広がる。氷はすっと消えるが、風味の余韻は残る。途中で添えられた塩をかけてほお張れば、また異なる楽しさが待っている。

     使うトウモロコシは、お盆過ぎから収穫が始まった露地栽培のサニーショコラ。香りと甘さが豊かな品種で、少量の牛乳を加えたコーンスープをつくり、それを凍らせて削るのだ。かき氷一つにサニーショコラが半分ほど入っているという。

     一般的なかき氷は蜜やトッピングで個性を表現するのに対し、「自社産の農作物を凍らせ、削るのが特徴。素材を丸ごと使う、農家ならではのかき氷です」と、笑顔で話す。

     ほかには、初夏が旬のイチゴ「けんたろう」を使った「イチゴとミルク」、料理のような「フルーツトマトとバジルソース」などがある。

     意表をつかれたのが「小松菜・ヨーグルト・マンゴー」。小松菜の風味がしっかりあるのに、ちゃんと氷菓にもなっている。組み合わせの妙が面白い。

     いずれも500円のワンコイン。若干の甘味は加えているが、野菜と果物がベースなので、2種類食べても罪悪感がないのがうれしい。肌寒くなる前にお早めにどうぞ。

    (文・小西由稀 写真・高田美奈子)

    【住 所】長沼町東3線北13。電話なし。

    【営業時間】午前11時~午後4時30分。木曜休み。※9月1日は臨時休業。

    【主なメニュー】◇ふわふわかき氷はすべて500円◇自家製ハーブティー400円◇イチゴのスムージー400円

    ※メニュー、価格などは変更されている場合があります。

    2018年08月30日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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