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    豆乳ぶたネギしゃぶ ◎カネマス弥平とうふ店(札幌市中央区)

    大豆香るスープ主役

    • 豆乳ぶたネギしゃぶの豆乳スープには木綿豆腐も入っていて、スープがしみてから食べるのがおすすめ
      豆乳ぶたネギしゃぶの豆乳スープには木綿豆腐も入っていて、スープがしみてから食べるのがおすすめ

     大豆の生産量日本一の北海道。そんな道産大豆を使った豆腐料理の専門店「カネマス弥平とうふ店」が6月にオープンした。場所は札幌・すすきのに近い都通沿い。店名と豆腐をデザインした白く大きな暖簾のれんが目印だ。

     同店は、伏見エリアにある和食の有名店「エルムガーデン」の姉妹店。「エルムガーデン仕込みの料理をカジュアルに楽しんでいただきたい」と、店長・料理長の武田清志さんは説明する。自身も十数年、エルムガーデンで腕を磨いた。

     豆腐と豆乳は、白石区にある豆腐店「豆彩工房 悠貴」から仕入れている。「数店を食べ比べて決めた」という豆腐は、トヨムスメなど道産大豆とみ上げた地下水でつくっているという。

     シンプルに楽しむなら、まずは「弥平とうふ3種盛り」をどうぞ。濃厚なざる豆腐、木綿豆腐、胡麻ごま豆腐を、岩塩やアンチョビペッパーなど5種類の薬味との相性を試しながら味わえる。

     一番人気は「幻の揚げだし豆富」。2、3日水分を切って味を凝縮させたざる豆腐をじっくり丁寧に揚げ、表面は香ばしく、中心部はレアに仕上げるという。

     武田さんが「看板料理にしたい」と力を込めるのが、「豆乳ぶたネギしゃぶ」だ。カツオだしで割った濃厚な豆乳スープで、道産豚肉とネギをしゃぶしゃぶにする。すでに塩と醤油しょうゆで味を調えているので、豆乳スープごと器によそって食べるのがおすすめだ。上品な薄味で、大豆が香るスープごとさっぱり楽しめる。締めはうどん、雑炊のほか、リゾットも用意している。

     このほか、湯葉やおからを使った創作料理、こうじや発酵食品を生かした料理など、全般的にヘルシーなメニューが多い。また、デザートに豆腐を使うのも、専門店ならでは。「おとうふチョコ3種」は、チョコレートに豆腐を合わせ、カロリーは約半分に抑えながら、味わいの満足度は高いという、うれしい一品だ。

     店内にはカウンター席とテーブル席、半個室がある。木の風合いを生かしたナチュラルな雰囲気で、昭和レトロなアイテムが目を引く。BGMは、昭和生まれにはたまらない歌謡曲。同年代の友人と出かければ、懐かしい曲を口ずさみ、座は一層盛り上がる。

    (文・小西由稀 写真・山本顕史)

    【住 所】 札幌市中央区南3西3 サンスリービル1階 (電)011・211・4433

    【営業時間】 午後5~11時(オーダーストップ)。日曜休み。祝日は不定休

    【主なメニュー】 ◇豆乳ぶたネギしゃぶ1人前1200円(2人前から)◇弥平とうふ3種盛り880円◇幻の揚げだし豆富780円◇発酵レモンサワー550円

    ※メニュー、価格などは変更されている場合があります。

    2018年09月27日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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