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    トルテッリの バターソース ◎ラ メーラ(札幌市中央区)

    皮モッチリ 牛肉軟らか

    • 食べ応え十分の「トルテッリのバターソース」(手前)とパプリカの色も鮮やかな「ペペローネ ファルチート」
      食べ応え十分の「トルテッリのバターソース」(手前)とパプリカの色も鮮やかな「ペペローネ ファルチート」

     ワインを飲みながら陽気に料理を味わいたい人にうってつけなのが、イタリア料理店「ラ メーラ」。店内へ入ってすぐ左手に5段のワイン棚があり、優に500本(約200種)を超すボトルが並ぶ。

     いずれもソムリエの資格を持つオーナーシェフの村上岳夫さん(47)が、自ら試飲して仕入れたもの。すべてに手書きのタグで値段がつけられ、なんとまあ明朗会計であることか。

     札幌生まれの村上さんは大学卒業後、会社員を経て30歳で料理人に転身。「子供の頃から料理が好きで、母が購入していたNHKの『きょうの料理』を愛読していました」と振り返る。

     その後、札幌市内のイタリア料理店で10年近く修業。その間にソムリエの資格も取得し、イタリア中部マルケ州イエージの料理学校と北西部ピエモンテ州(州都はトリノ)の一つ星レストランと併せて、半年ほど現地で学ぶ。そして2012年、市内の平岸にあった支店の名をもらい、現在地で独立した。ちなみに「メーラ」とは、イタリア語で「りんご」を意味する。

     この店の自慢は、極細パスタのタリオリーニや詰め物に使うアニョロッティなど、自家製パスタを使うメニューが豊富なこと。

     なかでも村上シェフのおススメは、昨年から登場する「トルテッリのバターソース」。薄くのばした正方形の生地に、えりも短角牛の赤ワイン煮込みを詰めて三角形に折り、両端を合わせて指輪状にしたもの。わかりやすく言うと、イタリア風ギョーザという感じかな。皮はモッチリと食べ応えのある食感だが、むと赤ワインでしっかり煮込まれた軟らかくジューシーな牛肉が顔を出す。そのうまさにひとつ、またひとつと食が進む。

     共に食すなら、江別産パプリカにツナペーストを詰めた「ペペローネ ファルチート」を選びたい。鮮度抜群のパプリカは、野菜とは思えないほど肉厚で甘みも深く、イケルのだ。

     秋には、採れたてのリンゴを使う人気のデザート「林檎りんごのストゥルーデル バニラジェラート添え」もお目見え。また、通しに出される手づくりのパン、なかでもグリッシーニ(細長いスティック状)の旨さは感動モンで、これだけでもワインが楽しめる。

     つまみで1杯、パスタで2杯、コース料理はボトルでなど、自由な食べ方・飲み方で、秋の夜長を満喫できる店だ。

    (文 和田由美 撮影 藤倉孝幸)

    【住 所】 札幌市中央区南3西3、中山ミシンビル2階 (電)011・281・2227

    【営業時間】 午後5時~午前2時(ラストオーダーは午前1時) 日曜のほか月1回月曜休み

    【主なメニュー】 ◇トルテッリのバターソース1800円◇ペペローネ ファルチート900円◇前菜いろいろ盛り合わせ2400円~◇林檎のストゥルーデル バニラジェラート添え800円◇グラスワイン450円~

    ※メニュー、価格などは変更されている場合があります。

    2018年10月04日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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