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     チキンとポーク、野菜のスープカレー ◎CURRYYA!CONG(カリーヤコング)(札幌市中央区)

    体喜ぶ上品なスープ

    • 人気のチキンとポークを欲張れる「チキン、ポーク野菜」。スープは大盛りがオススメ。ご飯は道産「ななつぼし」を使用
      人気のチキンとポークを欲張れる「チキン、ポーク野菜」。スープは大盛りがオススメ。ご飯は道産「ななつぼし」を使用

     体にスーッとなじむ真っぐなおいしさに、スープを飲む手が止まらない。そんなスープカレーに出合ったのは、地下鉄南北線・幌平橋駅からすぐの「カリーヤ!コング」でのこと。雑味のないすっきりとした上品な味わいに、すっかり夢中になった。

     コングのオープンは2002年。「当時はスープカレー専門店が少なく、まだ確立されていないジャンルでした。自分のオリジナルを追求できる、面白そうな料理だと思いました」と店主の志賀功さん。イタリア料理店のシェフだった志賀さんは一念発起。インド料理店でも働いていた経験を生かし、試行錯誤を重ね、「素材を生かし、体が喜ぶ味を」と現在のスタイルに行き着いたという。

     命のスープは、肉も野菜も上質な北海道産を使用。ベースになるブイヨンは鶏ガラに豚骨、さらに「知床どり」、香味野菜を6~7時間煮込み、素材のうま味やエキスを丁寧に抽出する。ここに深いあめ色になるまでいためた玉ネギ、具に使う「ルスツ高原麦豚」のゆで汁などを加える。味つけは塩とスパイスのみ。まさに素材のうま味で勝負する、ごまかしのきかない味わいだ。

     一番手ごろなメニューでも1700円、オススメの「チキン、ポーク野菜」に至っては2300円だが、注文が入ってから焼き始める知床どりのもも肉はジューシーで皮目はパリッとしている。ルスツ高原麦豚は軟らかく煮込んだものがスープカレーの具材に入っているほか、焼いた豚肉はごはんの上にトッピング。野菜もたっぷり10種類楽しめる。食べた後の満足感と満腹感を考えると、納得の味わいだ。

     いずれのスープカレーにも自家製ラッシーが付き、辛さは無料で調整してもらえるのもうれしいポイントだ。

     志賀さんが一人で切り盛りしている上、注文後に具材の調理にかかるため、混み合っているときは結構時間がかかる。好きな本を持って出かけることをオススメしたい。そういった意味でも、ここはじっくりと楽しみたい、大人のためのスープカレー店である。

    (文・小西由稀 写真・山本顕史)

    【住 所】 札幌市中央区南16西6の2の10 IR山鼻1階(電)011・211・0019

    【営業時間】 午前11時30分~午後3時(なくなり次第終了)。水曜休み 

    【主なメニュー】 ◇チキン野菜1700円◇ポーク野菜1900円◇チキン、ポーク野菜2300円◇ハンバーグ野菜1850円 ※スープ大盛りはプラス350円 ※税込み

    ※メニュー、価格などは変更されている場合があります。

    2018年11月08日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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