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    バターチキンカレー ◎未来カレーこりす(札幌市中央区)

    ルーとパン 相性抜群

    • 人気の「バターチキンカレー」。奥は、見た目はインド料理のナンに似た熱々の自家製パン
      人気の「バターチキンカレー」。奥は、見た目はインド料理のナンに似た熱々の自家製パン

     今や名物になるほど市民権を得たスープカレーだが、人口190万を超えた大都市・札幌だけあって、昨今のルーカレーの成長ぶりも見逃せない。

     例えば、中央区の資生館小学校すぐそばにある「未来カレーこりす」もそんな一軒。信頼すべきカレー好きの口コミで訪れてみると、私の好みにピッタリ合い、すっかりはまってしまった。

     一番人気の「バターチキンカレー」を味わってみると、ルーはコクがありながら穏やかに丸く、食べるほどにうまみが増す。バターの風味も良く、後味はすっきり。インド料理のナンとフランスパンを合わせて二で割ったような自家製焼きたてパンとの相性が抜群で、何とも良い味なのだ。

     店主の斉藤みずほさん(40)は、かつて食べたインド料理店のカレーに魅せられ、以来自宅で納得のできる味になるまでカレーを作り続けた。そして1年がかりで完成したホームメイドのルーカレー(ジャパニーズインディア)を看板に、2011年10月にこの店をオープンした。

     「私のカレーはタマネギやニンジン、ニンニク、ショウガなどの野菜が中心。徹底的にいためるのがコツで、それをじっくり4時間ほど煮込んでいます」と斉藤さん。辛みは、自家製の唐辛子ペーストと唐辛子オイルを利かせ、万人向けの辛さに抑えている。

     また、チキンやラムなどの肉は、数種類のスパイスとヨーグルトで漬け込み、十分に柔らかくなってから使うという。信じられないほど柔らかいラム肉もおすすめで、こちらを味わうなら「ラム&ほうれん草カレー」を選びたい。

     驚かされるのは、一品メニューの多さ。「パリパリキャベツ(南インド風)」から「カシミール麻婆マーボー茄子なす」や「veryhot焼きそば」まで、380~780円で多種多様にそろう。しかも、テイクアウトOKというのがうれしい。

     広々とした店内は、カウンター5席にテーブル20席。ビールやワインを飲みながらツマミを楽しみ、締めにカレーをじっくり味わえる落ち着いた雰囲気だ。

     カレー派には、酷暑で食べる真夏のカレーも楽しみだが、窓側の席でしんしんと降る雪を眺めながら食べる真冬のカレーもまた乙なもの。リスのように愛らしい斉藤さんが名づけ親の「未来カレー」を食べて、今年もスタートしよう。

    (文 和田由美 写真 藤倉孝幸)

    【住 所】 札幌市中央区南3西6、ARK36ビル1階 (電)011・252・3333

    【営業時間】 午前11時30分~午後3時30分、午後5~11時。火曜休み

    【主なメニュー】 ◇バターチキンカレー880円◇ベジタブルカレー750円◇ラム&ほうれん草カレー950円◇自家製焼きたてパン250円◇パリパリキャベツ380円◇ラッシー350円◇生ビール(レーベンブロイ)550円◇ハイボール480円

    ※メニュー、価格などは変更されている場合があります。

    2019年01月10日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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