低学年・鈴木君(千葉)高学年・桑原君(東京)優勝…第8回くらしき吉備真備杯こども棋聖戦

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 小学生の囲碁の全国大会「第8回くらしき吉備真備きびのまきび杯こども棋聖戦」(読売新聞社、岡山県倉敷市など主催)が1月12、13日、倉敷市の「くらしき山陽ハイツ」で開かれた。低学年の部は千葉県八千代市立高津小3年、鈴木唯斗君(9)、高学年の部は東京都杉並区立天沼小4年、桑原樹君(10)が優勝した。

 奈良時代の遣唐使で、中国から囲碁を日本に伝えたという倉敷市ゆかりの吉備真備にちなみ、毎年開催されている大会。今回は、これまで会場だった同市真備町のホールが、昨夏の西日本豪雨によって使用できなくなったため、別の会場で開催された。

 低学年、高学年の両部に、都道府県の代表計87人が参加。予選リーグと決勝トーナメントで「こども棋聖」の座を争った。全体がレベルアップして地域差がなくなる中、前回は大会創設以来初めて優勝者を出せなかった関東勢が両部を制覇し、巻き返した。

 鈴木君は囲碁道場に通い、ネット対局で世界中の人たちと戦い、腕を磨いているという。「優勝は狙っていた。プロをめざして頑張る」と話した。桑原君も「積極的に戦う碁で優勝しようと大会に臨み、その通りにできてうれしい。プロ入りして世界一になりたい」と語った。桑原君は審判長の張栩名人との記念対局(2子局)で惜しくも敗れた。

 表彰式で、張名人は「優勝した2人は安定しており、こども棋聖にふさわしい内容だった。敗れた選手たちも悔しさを力にしてほしい。プロをめざすなら、さらなる精進を」と総括した。

      ◇

 ほかの入賞者は次のみなさん(敬称略)。

 低学年の部▽2位 米津玲吾(東京・港区立赤坂小1年)▽3位 長尾想太(石川・津幡町立津幡小2年)、柳原咲輝(大阪・吹田市立吹田南小2年)

 高学年の部▽2位 後藤一(京都市立向島藤の木小5年)▽3位 宮野内樹(広島・安田小5年)、田浩人(千葉・市川市立真間小6年)

 

 審判員を務めた横田茂昭九段に、決勝戦のポイントを解説してもらった。

 

手筋鋭く勝勢に

◇低学年の部 決勝…白・米津玲吾 黒・鈴木唯斗

 競り合いで、米津君は白1のアテから白5、7と打ちましたが、黒を左辺に進出させ、損でした。ここは白1、黒2の後、白7のカケがよかった。黒3には白イとし、左辺で地を確保します。実戦は鈴木君の黒10が鋭い手筋で、勝勢になりました。(黒8目半勝ち)

 

左辺で動き出し

◇高学年の部 決勝…白・後藤 一 黒・桑原 樹

 桑原君は黒2から左辺で動き出しました。黒14のコスミがうまい手で、黒15とはねる手を見ています。黒16まで地を持って生き、黒が優勢になりました。白1では、イと打つのが冷静で、左辺の白模様のスケールが大きく十分やれました。(黒中押し勝ち)

425761 1 囲碁・将棋 2019/02/06 05:00:00 2019/02/06 05:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/02/20190205-OYT1I50059-T.jpg?type=thumbnail

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