将棋の里見香奈女流四冠、「棋士」目指し編入試験に挑戦へ…「全力を尽くす」

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 日本将棋連盟は28日、里見香奈女流四冠(30)が男女の区別のない「棋士」を目指して編入試験を受験すると発表した。全5局の試験対局に勝ち越せば、史上初めての女性の「棋士」が誕生する。里見女流四冠は「全力を尽くしますので、静かに見守っていただけると幸いです」とコメントを出した。

里見香奈女流四冠(5月撮影)
里見香奈女流四冠(5月撮影)

 将棋界で「棋士」と「女流棋士」は別制度。棋士になった女性はいないが、強豪女流棋士は、竜王戦や王位戦、棋王戦など女流の出場枠がある棋戦で棋士と対戦できる。

 里見女流四冠は5月下旬に棋王戦予選で勝ち、棋士に対する直近の公式戦成績を10勝4敗(勝率7割1分4厘)とし、編入試験の受験資格「10勝以上かつ勝率6割5分以上」を女性で初めて満たした。権利を行使することを決め、連盟に受験を申請した。

 8月頃に始まる試験対局は原則月1回。昨年春以降にプロ入りした棋士5人と1局ずつ指す。3勝すれば合格となり、順位戦(名人戦予選)以外の各棋戦に出られる「フリークラス」棋士として出発する。女流棋戦にも参加可能という。

里見香奈女流四冠
里見香奈女流四冠

 棋士になるには、養成機関「奨励会」の最上位クラス、三段リーグを突破して四段に上がるか、編入試験に合格するかの二つの経路がある。里見女流四冠は2011~18年、奨励会に参戦し、三段リーグに入ったが、四段に昇格できず、26歳の年齢制限で退会した。

 戦後、編入試験を受けて棋士デビューしたのは05年合格の瀬川晶司六段(52)=制度化前の特例受験=、14年合格の今泉健司五段(48)、20年合格の折田翔吾四段(32)の3人。

 里見女流四冠は島根県出雲市出身。史上最多の女流タイトル通算48期を獲得し、棋士相手の公式戦通算成績も43勝50敗と健闘している。

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