一気に局面険しく、息の長いヨセ勝負に…棋聖戦第6局
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囲碁界の最高位を争う第44期棋聖戦七番勝負(読売新聞社主催)、井山裕太棋聖(30)と挑戦者・河野臨九段(39)の第6局が6日午前9時、甲府市の「常磐ホテル」で再開された。
井山棋聖が下辺への打ち込みを見ながら左辺にケイマした局面で1日目を終えていた。河野九段の封じ手は左下を守る穏やかな一着。井山棋聖は白78から右辺でコウを仕掛け、一気に険しくなった。両者慎重な読み合いの末、河野九段がコウを解消し、井山棋聖は左下で得をした。
解説の一力遼八段は「碁の骨格が決まったので、中央の攻防が気になるところ。息の長いヨセ勝負になりそうだ」と話している。
【2日目】正午まで1~111手
持ち時間各8時間白・井山4・21分黒・河野5・52分
40(30)、43(35)、46(30)、88(80)、91(79)、94(80)、97(79)
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