井山裕太棋聖への挑戦権、河野臨九段が獲得…「しっかり準備して臨みたい」
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囲碁の第45期棋聖戦(読売新聞社主催)挑戦者決定トーナメント決勝三番勝負第2局が12日、東京都千代田区の日本棋院で行われ、午後10時4分、Sリーグ優勝の河野臨九段(39)がSリーグ準優勝の高尾紳路九段(44)に235手までで先番半目勝ちした。決勝は変則三番勝負で河野九段に1勝のアドバンテージがあり、河野九段は通算2勝1敗で井山裕太棋聖(31)への挑戦権を獲得した。棋聖戦七番勝負には2期連続3度目の登場となる。
河野九段は東京都出身。小林光一名誉棋聖門下。1996年にプロ入りし、2005年から天元を3連覇した。棋聖戦では41、44期と2度、井山棋聖に挑戦し、いずれも2勝4敗で敗れているが、手の内は知り尽くしているだけに好勝負が期待される。
井山棋聖との七番勝負は、来年1月13日、東京都文京区の「ホテル椿山荘東京」で開幕する。
河野九段の話「ずっと少し足りないと思っていた。最後の最後まで勝ちとはわからなかった。せっかくの機会なので(七番勝負に)しっかり準備して臨みたい」