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囲碁の第46期棋聖戦七番勝負(読売新聞社主催)、井山裕太棋聖(32)と挑戦者・一力遼九段(24)の第2局は21日から千葉県勝浦市の「三日月シーパーク勝浦ホテル」で行われ、22日午後6時21分、井山棋聖が158手までで白番中押し勝ちし、シリーズ通算1勝1敗のタイに戻した。

本局は序盤、一力九段が実利を稼ぎ、井山棋聖が勢力を張る展開となった。封じ手(白78)を挟んで右辺で競り合いが起こり、難解な読み比べの末、井山棋聖が右辺で地をまとめ、一力九段は中央の白3子を取りこんだ。地合いで優位になった井山棋聖は巧みに黒模様を制限しながら打ち進め、左辺で相手の薄みをついて勝負を決めた。

第3局は2月4、5日、長崎県西海市の「オリーブベイホテル」で行われる。
井山棋聖の話「ひとまず勝ててよかった。シリーズは長いので、気持ちを新たに頑張りたい」
一力九段の話「後半にミスが多かった。修正して、次も精いっぱい打ちたい」