広瀬新竜王終盤力 将棋界戦国時代

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大勢の報道陣に囲まれる羽生前竜王(左)と広瀬新竜王(21日午後7時、山口県下関市で)=大野博昭撮影
大勢の報道陣に囲まれる羽生前竜王(左)と広瀬新竜王(21日午後7時、山口県下関市で)=大野博昭撮影

 第31期竜王戦七番勝負は、「平成最後の大勝負」の第7局を制した広瀬章人あきひと八段(31)が初の竜王の座についた。前人未到の通算獲得タイトル100期を目前にして敗れた羽生善治竜王(48)は27年ぶりの「無冠」に。人工知能(AI)の発達もあり、若手の台頭が著しい戦国時代の将棋界。新たな時代に向けて、「平成最強棋士」の巻き返しが期待される。

 広瀬章人新竜王が誕生した第7局は、シリーズ5度目となる角換わりの戦型になった。初日から羽生善治前竜王が意欲的な指し回しをみせ、2日目の夕方まで均衡が取れた展開だった。

 解説の松尾歩八段は「中盤以降、広瀬さんが攻め、羽生さんが受けに回りました。広瀬さんの▲5六馬が着実にポイントを稼ぐ一手で、徐々にリードを広げて寄せきりました」と話し、「羽生さんにとっては、陣形がまとめづらい将棋だったと思います。広瀬さんの快勝譜でした」と対局を振り返った。松尾八段は「シリーズを通して、広瀬さんの終盤力が光りました。悪くなっても諦めず、リードしたら逆転を許さない。充実ぶりがうかがえました」と七番勝負を総括した。

【2日目手順】▲広瀬△羽生

▲5八金(封じ手)△2七成香▲3九飛△2八成香▲6九飛

△4四歩▲8五桂△6三金

▲7三歩△7一歩▲6五歩

△2五馬▲3六歩△6二金

▲6四歩△4五歩▲1二歩

△3六馬▲4七金△1四馬

▲3六歩△2二玉▲4一角

△3一金▲7四角成△1二玉

▲4五銀△6七歩▲5四銀

△同 歩▲6七飛△5五桂

▲6六飛△4七桂成▲同 馬

△7五金▲6八飛△2七成香

▲5六馬△5五銀▲4五馬

△6七歩▲同 馬△6六歩

▲4五馬△5三金▲3五銀

△2二玉▲6三歩成△同 金

▲1五歩△同 馬▲2四歩

△同 歩▲6六銀△4四歩

▲7五銀△4五歩▲6三飛成

△3二金▲5四竜△5八角

▲5五竜△3六角成▲4四銀

△8七歩▲3五桂△5九馬

▲2三歩△同 金▲8七金

△6九馬上▲8八玉△6八馬左

▲9八玉△8二飛▲1一銀

△同 玉▲2三桂成△3一銀

▲7二金△1二銀▲同成桂

△同 玉▲8二金△8八歩

▲6二飛△3二桂▲3三銀成

△同 桂▲3四銀△2二銀打

▲2三歩△8九歩成▲2二歩成

△同 銀▲2一銀

 まで広瀬八段の勝ち

持ち時間

各8時間△7・59分▲7・07分167手

無断転載禁止
55585 0 竜王戦 2018/12/22 04:00:00 2018/12/22 04:00:00 2018/12/22 04:00:00 感想戦を囲む大勢の報道陣ら(21日午後7時、山口県下関市で)=大野博昭撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20181222-OYT8I50005-T.jpg?type=thumbnail

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