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[観る将が行く]気分は対局者、万松寺を探訪してみた

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 竜王戦第2局が始まった。七番勝負で対局場に足を運ぶのは17年ぶりのことだ。前回は2003年の第16期竜王戦第1局。羽生善治竜王(当時)に森内俊之九段が挑戦したシリーズで、開幕局を制した森内九段が4連勝のストレート勝ちで竜王を奪取した。

万松寺入り口に設置された竜王戦の懸垂幕
万松寺入り口に設置された竜王戦の懸垂幕
対局を記念して販売されている記念書。上が豊島竜王、下が羽生九段
対局を記念して販売されている記念書。上が豊島竜王、下が羽生九段

 今回の対局が行われるのは名古屋市中区の万松寺。JR名古屋駅から地下鉄を乗り継ぎ、上前津駅から歩いて5分。商店街のど真ん中にある。入り口に「第三十三期竜王戦第二局開催」の懸垂幕を見つけた。

 今回の対局を記念して万松寺では、両対局者の「記念書」を販売している。豊島将之竜王は「研道」、羽生九段は「洗心」の文字入りだ(いずれも1枚1000円)。

 お寺は1540年(天文9年)、織田信長の父・信秀によって建てられた。竹千代(後の徳川家康)が幼少期に3年ほど、ここで暮らしたことがある。現在の建物は鉄筋コンクリートの地上5階建て。「商店街の中にあるので、耐震や防火を考えて鉄筋コンクリートにしたのです」と、若住職の伊藤聖崇(きよたか)さんが語る。周囲の建物との一体感も考えたようだ。

敷地内にある織田信秀公墓碑
敷地内にある織田信秀公墓碑
鉄筋コンクリート5階建ての万松寺外観
鉄筋コンクリート5階建ての万松寺外観

 「中に信秀公の墓碑があるので、ぜひご覧になってください」。お寺の人に言われるままに行ってみると、「尾張の虎」と言われた信秀の墓碑があった。葬儀に際しては、信長が抹香を投げつけたという話が伝わる。

 対局は2階の大広間で行われる。(ふすま)をはずすと、70畳余りの広さとなり、200人ほどが収容できる。普段は葬儀の控え室や講演会やイベントなどの場として活用されているという。

ご本尊の「十一面観世音菩薩」がまつられている本堂の中で記念撮影
ご本尊の「十一面観世音菩薩」がまつられている本堂の中で記念撮影

 「この寺は尾張徳川家の庇護(ひご)を受けていました。将棋は徳川幕府の時代に発展したので、将棋には縁があります」(伊藤さん)。対局のために駒を新調するなど、万全の態勢で舞台を整えた。最高の舞台で熱い戦いが始まった(田)

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使い方
1568073 0 竜王戦 2020/10/22 12:00:00 2021/07/20 08:38:02 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/10/20201022-OYT8I50027-T.jpg?type=thumbnail

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