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つわもの勢ぞろい、豊島竜王に挑戦するのは?

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第34期竜王戦 本戦25日開幕

 将棋の第34期竜王戦は予選にあたるランキング戦が終了した。将棋界の最高位と賞金4400万円をかけて、豊島将之竜王に挑戦する棋士は誰か。史上初のランキング戦5期連続優勝を成し遂げた藤井聡太二冠、タイトル通算100期を目指す羽生善治九段に注目が集まるなか、豊島竜王に本戦を展望してもらった。(文化部 吉田祐也)

藤井二冠や永瀬王座が本命、対抗は久保九段ら1組勢…豊島竜王が展望

第34期竜王戦の本戦を展望する豊島将之竜王=若杉和希撮影(東京都渋谷区のセルリアンタワー能楽堂で)
第34期竜王戦の本戦を展望する豊島将之竜王=若杉和希撮影(東京都渋谷区のセルリアンタワー能楽堂で)

 ――本戦出場者が決まって、トーナメント表全体の印象はいかがですか。

  豊島  藤井二冠、永瀬王座、羽生九段と、現在の実力者が順当に本戦入りしています。ランキング戦の対局は気になるので、棋譜中継を見ていました。

 ――ベテラン、中堅、若手棋士と、バラエティーに富んだ顔ぶれです。

  豊島  久保九段はベテランの域だと思いますが、毎年本戦に出ていて、指し手も鋭いです。40歳になった山崎八段は、順位戦でA級へ昇級するなど充実しています。4組優勝の梶浦七段は昨年の本戦での活躍が印象的で、着実に力をつけている若手です。

 ――タイトル通算100期を目指す羽生九段が本戦入りを決めました。

  豊島  羽生九段は劣勢の将棋を何度もひっくり返して勝ち上がっています。大局観の良さは健在で、終盤の逆転術も驚異的です。

 ――左の山にそびえる「1組の壁」は佐藤九段、羽生九段、永瀬王座で、かなり高い壁に見えます。

  豊島  そう思います。6組で優勝した折田四段、5組を制した青嶋六段ら若手には勢いがあると思いますが、1組のメンバーは相当に手厚いです。佐藤九段は名人を取った5年前のような粘り強さが戻っていて、若手をいなす技術も兼ね備えています。

 ――羽生九段、永瀬王座もタフな棋士です。

  豊島  羽生九段、永瀬王座を相手に有利になったとしても、そこから勝ちきるまでが大変です。特に永瀬王座は我慢強い棋士で、長期戦の体力勝負では無類の強さを発揮します。左の山を抜けるのは、永瀬王座、羽生九段、佐藤九段のいずれかだとみています。

 ――藤井二冠が順当に2組優勝を果たしました。

  豊島  右の山では、目がいく存在です。藤井二冠は総合力が高く、終盤で時間がなくなっても慌てない。ほとんど弱点が見当たりません。

 ――八代七段と三枚堂七段は若手のライバル対決です。

  豊島  若手棋士の特徴でもある、時間戦略の巧みさを感じています。二人とも竜王戦の本戦入りは初めてですが、地力は高いです。

 ――ズバリ、本戦を勝ち抜く本命は。

  豊島  藤井二冠、永瀬王座が本命です。対抗は複数ですが、久保九段、羽生九段、佐藤九段、山崎八段と1組所属の棋士です。

 ――少年少女の将棋ファンから、「藤井二冠が勝ち進んだらどうしますか」と質問を受ける機会もありましたね。

  豊島  ははは。急所を突いています。藤井二冠の勝ち上がりは、怖いですよ。6月下旬に始まる王位戦七番勝負は挑戦者として藤井二冠と戦いますが、強い相手と対局することは棋士冥利に尽きますし、楽しみでもあります。

      プロフィル 豊島将之(とよしま・まさゆき)  前期竜王戦七番勝負でタイトル初防衛を果たした。現在は叡王と合わせ二冠を保持する。「序盤、中盤、終盤、隙のない将棋」に磨きをかけ、勝負強さにも定評がある。趣味はバスケットボール・NBAの試合観戦。あだ名は「とよぴー」とかわいらしいが、盤上での攻めはめっぽう鋭い。31歳。

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2131740 0 竜王戦 2021/06/17 13:17:00 2021/07/08 17:14:55 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210617-OYT8I50047-T.jpg?type=thumbnail

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