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難解な終盤戦を制したのは、藤井二冠 竜王戦本戦準々決勝 藤井二冠VS山崎八段の対局を動く棋譜で

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感想戦で対局を振り返る藤井聡太二冠(右)と山崎隆之八段=川崎公太撮影

 将棋の第34期竜王戦(読売新聞社主催、特別協賛・野村ホールディングス)の本戦準々決勝、藤井聡太二冠山崎隆之八段の対局が10日、大阪市の関西将棋会館で始まった。

 今期は2組で優勝し、竜王ランキング戦5期連続優勝という記録を作った藤井二冠。先日、棋聖を防衛し、タイトル防衛と九段昇段の最年少記録を打ち立てるなど充実している。山崎八段は独創的な棋風で知られる関西の実力者で、竜王戦は1組に在籍し、順位戦ではA級昇級を果たすなど、脂がのっている。

 振り駒で山崎八段が先手となり、初手▲2六歩と指した。藤井二冠はいつも通り、お茶を一口飲んでから△8四歩と応じた。戦型は両者が得意とする相掛かりに進んでいる。観戦記担当は藤井奈々女流初段で、緊張した面持ちで両対局者の対局準備の様子や所作をノートに記していた。

 昼食休憩明け、目を閉じて考えていた山崎八段は▲4八金と駒組みを進めた。藤井二冠の△6二金に対し、山崎八段の▲5六歩が意表の一手で、棋士室は驚きに包まれた。高田明浩四段は「山崎八段らしい力戦志向です。まだ駒組みが続きそうですが、構想力が問われる将棋になっています」と話した。

 夕食休憩明け、藤井二冠は△4一玉と早逃げした。駒がぶつかり始め、中盤戦に入っている。山崎八段の▲6五歩は読み筋だったか、藤井二冠はすぐに△5四歩と指し、どちらの角が働くか、勝負所を迎えた。今期6組で優勝し、本戦入りした折田翔吾四段は「中央の勢力争いになりました。飛車、角、桂馬を軸にした激しい戦いになる可能性もあります」と話した。

 午後8時半過ぎ、互いの駒台に角が乗り、終盤の入り口にさしかかった。藤井二冠が△7七歩成とした局面で、両者の残り時間が40分を切った。折田四段は「お互い、水面下で攻防手を読んでいると思われます。形勢はいい勝負。夜になっても激戦です」と語った。

 難解な終盤戦で抜け出したのは藤井二冠。山崎八段の攻めを正確無比の読みでしのぎ切り、94手で勝利した。藤井二冠は初めての竜王戦本戦準決勝進出。次局は久保利明九段と八代弥七段の勝者と対局する。

 藤井二冠は対局後のインタビューで「序盤から構想が難しい将棋になって、自玉の堅さを生かして攻めていければと思っていたが、終盤は自信のない局面が長かった」と振り返り、次局について「竜王戦本戦ベスト4は初めてだと思う。次は大きな1局になるが、良い状態で臨めるようにしたい」と語った。

 敗れた山崎八段は「最初は苦しいと思っていて、どこで打開して動いていくかが、非常に難しかった。終盤は正しくやれば勝ちがあると思ったが、▲5三角成で△5二歩と打たれて大変だった。その変化に気づいてなかった」と話した。

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【写真特集】11人の棋士 第34期竜王戦決勝トーナメント

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2194409 0 竜王戦 2021/07/10 20:40:53 2021/07/12 12:06:13 感想戦で対局を振り返る藤井聡太二冠(右)と山崎隆之八段=川崎公太撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/速報かいCANN1111-1.jpg?type=thumbnail

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