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竜王経験者・広瀬八段が語る「決戦の地」…七番勝負、10月8日から

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 第34期竜王戦の七番勝負開催地が決まった。今期開催地の印象や過去の七番勝負の思い出について、竜王経験者の広瀬章人八段(34)に語ってもらった。(文化部 吉田祐也)

竜王戦  主催=読売新聞社、日本将棋連盟 特別協賛=野村ホールディングス 協賛=東急グループ、UACJ、旭化成ホームズ、あんしん財団

広瀬八段「どこも旅情をそそられる」

第34期竜王戦七番勝負の開催地について、印象を語る広瀬章人八段=若杉和希撮影
第34期竜王戦七番勝負の開催地について、印象を語る広瀬章人八段=若杉和希撮影

 広瀬八段は開催予定地一覧を眺め、「いわき、宇部、倉敷。どこも旅情をそそられます。竜王戦七番勝負初開催の宿やお寺に、まず目が行きました」と印象を述べた。

 今期の開催予定地の中で、広瀬八段が竜王戦七番勝負で対局経験があるのは、第1局のセルリアンタワー能楽堂(東京都渋谷区)、第2局の仁和寺(京都市)、第6局の指宿白水館(鹿児島県指宿市)、第7局の常磐ホテル(甲府市)だ。

 5年連続で開幕局となるセルリアンタワー能楽堂について、「大勝負にふさわしい厳かな舞台です。ほどよい緊張感があって、読みに没頭できます」と話す。「対局当時(第31期)、妻が客席にいたので、意識して見ないようにしていました」と照れ笑いを浮かべた。

 第2局の世界遺産、仁和寺については、「対局室が荘厳で、ふすま絵の美しさが印象に残っています。気持ちよく対局できました」と振り返る。「コロナ禍の前だったので境内は外国人観光客も多く、世界的に知られた場所で対局できる喜びもありました」と語る。

 第3局、初開催の新つた(福島県いわき市)については、「長期的な視野で、将棋界が震災復興に役立つことができたらいいなという思いがあります」といい、「福島は果物が名産なので、果物好きな豊島将之竜王がおやつにフルーツ盛り合わせを頼むのでは」と予想した。

 こちらも初開催となる第4局のANAクラウンプラザホテル宇部(山口県宇部市)。「宇部市は海に面して自然豊かなイメージで観光したい土地。3年前の山口県での竜王戦は私にとって一世一代の大勝負でした」と懐かしむ。同県下関市で行われた第31期七番勝負第7局は広瀬八段が勝利し、羽生善治九段のタイトル通算100期を阻止した。

 竜王戦では25年ぶりとなる倉敷対局。第5局の円通寺(岡山県倉敷市)も初開催の対局場。「倉敷は大山康晴十五世名人の出身地で、女流タイトル戦の倉敷藤花戦が定着している将棋のまちですね」と話す。

 いまや竜王戦の定宿とも言える第6局の指宿白水館は、「名物の砂むし温泉を体験したのはいい思い出。砂むし温泉を愛する佐々木勇気七段が今年も控室に現れそうですね」。食事も印象的だったようで「黒豚カツカレーや、うなぎもおいしかった」とも。

 第7局は常磐ホテル。「名だたる棋士が囲碁・将棋のタイトルを争った由緒ある宿です。おもてなしも手厚いです」と話す。「甲府では竜王戦の対局に合わせて将棋イベントを開催していただき、普及の面でも感謝しています」と語った。

 広瀬八段は、「七番勝負は見ていてハラハラする展開が一番盛り上がる。竜王戦は最終第7局までもつれこむ激闘を期待したいです」と締めくくった。

第1局 10月8日・9日  セルリアンタワー能楽堂(東京都渋谷区)

 東急グループの旗艦ホテルを中心とする渋谷の高層複合施設、セルリアンタワーに併設された能楽堂で、2001年に完成した。能舞台での竜王戦開催は5年連続5回目。対局の一部は公開される予定。

仁和寺宸殿(京都市)=若杉和希撮影
仁和寺宸殿(京都市)=若杉和希撮影

第2局 10月22日・23日  仁和寺にんなじ (京都市)

 仁和4年(888年)、宇多天皇によって開かれた皇室ゆかりの寺院。真言宗御室派の総本山で、国宝・金堂や重要文化財・二王門などを擁し、世界文化遺産に登録されている。対局は、登録有形文化財・ 宸殿しんでん で行われる。

第3局 10月30日・31日 新つた(福島県いわき市)

 1877年創業のいわき湯本温泉を代表する名旅館。竹林に囲まれた情緒豊かな庭園や露天風呂で知られる。竜王戦はいわき市の震災復興祈念の文化事業として実施され、同市で9年ぶりの将棋タイトル戦となる。

第4局 11月12日・13日  ANAクラウンプラザホテル宇部(山口県宇部市)

 国内18番目の全日空ホテルとして1983年に開業。2011年にリニューアルオープンした。宇部市制施行100周年記念事業で、山口県での竜王戦開催は03年の柳井市、18年の下関市に続き、3年ぶり3回目となる。

第5局 11月26日・27日 円通寺(岡山県倉敷市)

 1698年に曹洞宗寺院として開かれた 古刹こさつ 。良寛和尚が修行した寺として知られ、県史跡に指定されている。昭和の大棋士である大山康晴十五世名人の出身地、倉敷市での竜王戦開催は、25年ぶり2回目となる。

第6局 12月4日・5日   指宿いぶすき 白水館(鹿児島県指宿市)

 錦江湾に面した5万坪の敷地に、四つの宿泊棟と砂むし風呂を含む大型温泉施設を有する九州有数のリゾートホテル。6年連続で竜王戦開催地に選出。2017年には羽生善治九段の永世七冠達成の舞台にもなった。

第7局 12月17日・18日  常磐ときわ ホテル(甲府市)

 1929年創業。開府500年を超える甲府市の「迎賓館」として親しまれる老舗ホテル。敷地内の日本庭園は世界的にも高い評価を得ている。囲碁・将棋のタイトル戦が数多く開催された実績がある。

挑戦権争い佳境

竜王戦本戦で藤井二冠(右)が山崎八段を破った=川崎公太撮影
竜王戦本戦で藤井二冠(右)が山崎八段を破った=川崎公太撮影

 豊島将之竜王への挑戦権を争う竜王戦本戦は佳境を迎えている。準々決勝の藤井聡太二冠―山崎隆之八段戦は藤井二冠が勝利(記事は こちら )した。羽生善治九段―梶浦宏孝七段戦は梶浦七段が勝って(記事は こちら )、永瀬拓矢王座との準決勝に駒を進めた。

 準々決勝の久保利明九段―八代弥七段戦は21日に関西将棋会館で行われる。

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使い方
2207892 0 竜王戦 2021/07/15 12:00:00 2021/07/15 10:24:05 セルリアンタワー能楽堂(東京都渋谷区)=若杉和希撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210715-OYT8I50005-T.jpg?type=thumbnail

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