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「攻め」の久保九段に「受け」の八代七段、八代七段が白熱の終盤戦を制す 竜王戦準々決勝 棋譜速報

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久保利明九段に勝利し、次戦への意気込みを語る八代弥七段(21日、関西将棋会館で)=若杉和希撮影

 将棋の第34期竜王戦(読売新聞社主催、特別協賛・野村ホールディングス)の本戦準々決勝、久保利明九段八代弥七段の対局が21日、大阪市の関西将棋会館で始まった。

 今期は1組2位で本戦入りした久保九段。近年は竜王戦本戦の常連で、「捌きのアーティスト」と称される華麗な棋風はベテランの域に入った現在も健在だ。対する八代七段は丁寧な受けが持ち味で、本戦の初戦で同学年のライバルでもある三枚堂達也七段に勝利し、勢いに乗っている。

 振り駒で先手となった八代七段は初手▲2六歩と指した。振り飛車党の久保九段は△3四歩と応じ、9筋の突き合いを入れる駆け引きをした後、△4二飛と4筋に飛車を振った。戦型は居飛車対四間飛車の対抗形となった。

 昼食休憩に入った局面は、八代七段が右銀を繰り出して急戦をにおわせたところ。昭和時代の将棋で同一局面があり、平成時代、そして今年の公式戦でも出現している形だ。昭和、平成、令和をつなぐ温故知新の戦いになっている。昼食休憩明け、八代七段が▲3五歩と仕掛けた。駒がぶつかり、互いに時間を使う展開が予想される。

 夕食休憩明け、八代七段は▲1八飛と指し、飛車を受けに活用する構えをみせた。ここまでに、成銀を作るなど着実に駒を活用する八代七段に対し、久保九段は「アーティスト」らしく飛車、角、桂を盤上に乱舞させ、アクロバチックなさばきを目指している。終盤戦に差し掛かり、久保九段の「攻め」vs八代七段の「受け」と、両者の棋風が色濃く出る戦いになりそうだ。

 白熱の終盤でリードを奪ったのは八代七段。久保九段の攻めを巧みな受けでしのぎ切り、藤井聡太二冠の待つ準決勝にコマを進めた。今期ランキング戦2組決勝と同一カード。八代七段は前回敗れた借りを返せるのか。注目の再戦となる。

両対局者の指し手は「動く棋譜」で

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久保利明九段ー八代弥七段 写真ギャラリー

【写真特集】11人の棋士 第34期竜王戦決勝トーナメント

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2220089 0 竜王戦 2021/07/21 09:30:57 2021/07/21 23:38:14 2021/07/21 23:38:14 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/朝・久保八代・初手-2.jpg?type=thumbnail

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