藤井聡太竜王を祝う会@鹿児島・指宿 現地リポート

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 第34期竜王戦七番勝負で史上最年少四冠を達成した藤井聡太竜王を祝う会が3日、鹿児島県指宿市の指宿白水館で開かれた。

 指宿白水館では4、5日に竜王戦七番勝負第6局が行われる予定だったが、藤井竜王が4連勝でシリーズを制したため、史上最年少四冠の偉業を称える祝賀会が開かれることとなった。名物の砂むし温泉が有名だが、藤井竜王は果たしてどんな歓迎を受けるのか。読売新聞オンラインでは写真を中心に「藤井竜王 指宿の旅」をリポートする。

鹿児島空港で開かれた歓迎セレモニーで、「かごしまPRキャラクター」のさくらと記念撮影する藤井聡太竜王=若杉和希撮影
★竜王戦七番勝負第3局観戦記 「雨情の宿」の頂上決戦、力のこもった読み比べ(前編)も公開中!

 前日の2日、関西将棋会館で今年最後となる公式戦を戦い、2021年を白星で締めくくった藤井竜王。3日午後、師匠の杉本昌隆八段らとともにリラックスした表情で鹿児島入りした。

 鹿児島空港では、地元のゆるキャラやよろい武者の歓迎を受けた藤井竜王。「かごしまPRキャラクター」の「さくら」にもしっかりと一礼する姿が印象的だった。

指宿白水館に到着し、砂像の前で記念撮影に応じた藤井竜王

 指宿市に入った一行は、市立今和泉小学校を訪問した。「おめでとう 藤井竜王」などの横断幕で熱烈な歓迎を受けた藤井竜王。女子児童からは「かっこいい」という声も上がり、少し照れくさそうな表情を浮かべる一幕もあった。

★ 小学校訪問の様子は詳しくは鹿児島版「藤井竜王 児童らと交流 指宿訪問」へ

 祝う会の会場となる指宿白水館では、この日のために制作された砂像がお出迎え。竜に乗る藤井竜王の像、「祝 四冠達成」と書かれた将棋の駒の像、それぞれの前で記念撮影を行った。

 さらに関係者の計らいで、急きょ、対局で使われる予定だった部屋を「検分」することになった藤井竜王。師匠の杉本八段と盤を挟んで座り、笑顔を見せた。杉本八段からは「これがタイトル戦の景色か」の一言も。

 リラックスしたひと時を過ごした藤井竜王はその後、和装に着替え、指宿白水館の薩摩伝承館で開かれた祝賀会に臨んだ。祝賀会では、杉本八段とともに竜王戦七番勝負第1局の自戦解説を披露したほか、揮ごうした色紙などが当たる抽選会でファンと交流。あいさつでは、「過去の竜王戦で映像や写真を見て楽しんでいた砂むし温泉を、今回は体験できると言うことで楽しみにしています」と話した。

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師匠と盤を挟めて記念に・・・

 祝賀会を終えた藤井竜王に指宿の感想などを聞いた。

 Q:鹿児島に来られるのは初めてですか?

 はい。鹿児島は初めてです。指宿白水館は、竜王戦の開催地として定着していて、訪れることができてうれしく思います。砂むし温泉が名物で、楽しみにしています。ただ、熱さには弱いので、長い時間は入れないでしょう。

指宿市立今和泉小学校で歓迎を受ける藤井竜王

 Q:学校訪問で女子児童から「かっこいい」という歓声が上がっていましたが。

 (照れ笑いを浮かべて)そういった声は聞こえませんでした。

 Q:砂像をご覧になった感想は?

 指宿対局では砂像が名物ということも知っていました。温かい歓迎の気持ちをうれしく感じています。

祝賀会では師匠の杉本八段と七番勝負第1局を自戦解説した

 Q:対局室の雰囲気はいかがでしたか?

 まさか、対局室の雰囲気ができあがっているとは思いませんでした。指宿白水館で師匠と盤を挟めて記念になりました。

 Q:祝賀会では師匠と第1局を解説されました。

 師匠が初手から解説したので、ちょっと長すぎたかもしれませんね(笑)。ポイント解説にするように、事前に打ち合わせておけば良かったかな。

そして、楽しみにしていた砂むし温泉に・・・

砂むし温泉を楽しむ藤井竜王と杉本八段

 祝賀会を終えた藤井竜王は「楽しみにしている」と話していた砂むし温泉に。師匠の杉本八段と仲良く並んで砂をかけられた藤井竜王は気持ちよさそうな表情を浮かべ、2021年の過酷な戦いの疲れをいやしていた。ただ、師匠との我慢比べは、約15分で藤井竜王が”投了”。「最初は永遠にいけるなと思ったんですけど、どんどんきつくなってきましたね」と笑顔を見せた。

鹿児島の旅、2日目は仙巌園などを見学

 初体験の砂むし温泉などを楽しんだ藤井竜王は4日朝、スタッフらに見送られながら、指宿白水館をあとにした。

仙巌園で桜島を背に記念撮影

 一行が向かったのは、鹿児島市にある島津家別邸・仙巌園。園内には、幕末の薩摩藩主・島津斉彬が進めた近代化政策「集成館事業」の一環で作られた反射炉跡があり、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産の一つとなっている。錦江湾や桜島の雄大な景色を取り入れた庭園も有名で、藤井竜王は杉本八段と晴れやかな表情で園内を見学した。

鹿児島市内のラーメン店に立ち寄り昼食をとる藤井竜王と杉本八段

 昼食は鹿児島ラーメン「豚とろ」へ。杉本八段と一緒にボリュームたっぷりの鹿児島ラーメンを楽しんだ藤井竜王。「チャーシューがトロトロでした」と話した。竜王戦七番勝負第4局でも宇部ラーメンが話題になったが、竜王戦の旅では藤井竜王のラーメンは定跡化も?

 鹿児島でのすべての旅程を終えた藤井竜王は昼過ぎに鹿児島空港に到着。関係者、そして温かく迎えてくれた鹿児島の人たちに向けて、感謝の一礼をし、家路についた。

 来期の七番勝負ではどんなドラマが待ち受けているのか。そして、最強の竜王に挑戦するのは誰なのか? 挑戦権をかけた戦いはすでに始まっている。

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2567627 0 竜王戦 2021/12/03 15:15:54 2021/12/14 08:33:17 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/12/24指宿.jpg?type=thumbnail

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