聖地も将棋めしも「今から楽しみ」…竜王経験者・糸谷八段が語る七番勝負「決戦の地」

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 第35期竜王戦七番勝負の開催予定地が決まった。竜王経験者の糸谷哲郎八段に、今期の開催地の印象や自身の七番勝負の思い出について聞いた。(文化部 星野誠)

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和服でハワイ

竜王戦の思い出を語る糸谷八段(若杉和希撮影)
竜王戦の思い出を語る糸谷八段(若杉和希撮影)

 糸谷八段が七番勝負を戦ったのは第27期(2014年)と第28期(15年)。特に、森内俊之九段からタイトルを奪った第27期第1局は米ハワイのホテル・ハレクラニで行われ、強く印象に残っているという。

 「ハワイで和服を着るのはなかなかシュール。行きが台風、帰りがハリケーンで大変でしたが、対局場から見える海が本当に素晴らしかった」

 今期のラインアップは当時とがらりと様変わりした。「能楽堂、お寺、 割烹かっぽう 旅館、城、神社、そして温泉旅館。非常にバラエティーに富んでいて面白い」と第一印象を語る。

 中でも、第1局のセルリアンタワー能楽堂(東京都渋谷区)、第2局の仁和寺(京都市)、第6局の指宿白水館(鹿児島県指宿市)は、近年の竜王戦七番勝負の“聖地”とも言える場所だ。

集中には最適

 「竜王戦といえばここ、というイメージ。伝統文化の融合という意味で、能楽堂や仁和寺は将棋と非常に相性がいい。そもそも、お寺は 瞑想めいそう や修行の場ですから、精神集中を高めるのに最適な環境でしょう。多くの棋士が砂むし温泉を絶賛している指宿白水館にも、いつか行ってみたい」

 糸谷八段にとって、唯一、七番勝負の対局経験があるのは第7局の常磐ホテル(甲府市)。これまで数多くの名勝負の舞台となり、館内には「名人の 小径こみち 」と名付けられた資料展示スペースがある。「すごく 静謐せいひつ な場所。タイトル戦に慣れていることもあって、とても指しやすい」と太鼓判を押す。

 第4局の福知山城(京都府福知山市)、第5局の宮地嶽神社(福岡県福津市)は、いずれも第31期に続いて2回目の開催。第3局の 割烹かっぽう 旅館たちばな(静岡県富士宮市)は初開催で、富士宮での将棋タイトル戦は史上初となる。

グルメの楽しみ

 これらの開催地について、グルメで知られる糸谷八段が注目するのは食だ。福知山城にほど近い、丹波栗を使った焼き菓子の名店「足立音衛門」や、宮地嶽神社名物の松ヶ枝餅、そしてB級グルメブームの火付け役となった富士宮市の富士宮やきそば……。「七番勝負で出される食事やおやつも、ファンの皆さんの関心事の一つ。どんな将棋めしが出てくるか、私もいまから楽しみにしています」

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