【動く棋譜】竜王戦本戦2回戦、伊藤匠五段が勝ち上がる…大橋貴洸六段相手に手堅い指し回し

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 将棋の第35期竜王戦(読売新聞社主催、特別協賛・野村ホールディングス)の本戦2回戦、大橋貴洸六段と伊藤匠五段の対局が6日、大阪市の関西将棋会館で始まった。

 大橋六段は4組優勝で初の本戦入り。派手な色のスーツで対局に臨むことから「西のファッションリーダー」の異名を取る。19歳の伊藤五段は本戦1回戦で佐々木大地七段に勝利し、2回戦に進出した。

 大橋六段は緑のジャケットにピンクのパンツと、今期の竜王戦で愛用している服装「桜餅ファッション」で登場した。振り駒で先手となった大橋六段は矢倉模様の戦型を採用した。5月の王座戦ではこの戦型で藤井聡太竜王に勝利している。伊藤五段も研究十分の様子で、角道を通したまま駒組みを進めている。

 昼食休憩明け、大橋六段は1時間近い長考で▲5六銀と指し、仕掛けに備えた。冨田誠也四段は「後手の伊藤五段は攻防の岐路ですが、持久戦を選ぶのではないか。もうしばらく駒組みが続くと予想されます。大橋六段は力戦調の将棋を志向しています」と話した。

 夕方になり、大橋六段は2筋から動いたが、冨田四段は「戦果は上がっていません」と解説した。伊藤五段は手に乗って桂馬を跳ね、好調な駒運びだ。夕食休憩明け、伊藤五段はしばらく考え込んだ。終盤の入り口で、冨田四段は「伊藤五段がペースを握っていますが、大橋六段は粘り強い。ここから盤面全体に戦いが広がりそうです」と話している。

 勝負は午後9時14分、86手までで後手の伊藤五段が大橋六段に勝利を収めた。中盤でペースを握った伊藤五段が、そのまま優位を拡大して勝ちきった。冨田四段は「伊藤五段が手堅い指し回しで大橋六段の粘りを封じました。19歳ながら、ベテランのような落ち着きを感じさせる勝ち方です」と総括した。勝った伊藤五段は、次戦で稲葉陽八段と対戦する。

両対局者の指し手は「動く棋譜」で

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