居飛車最前線への回帰、佐藤天九段の現在地…対八代七段戦観戦記

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第7譜

1組準決勝

寄せ切るかしのぎ切るか、紙一重の攻防…永瀬王座×佐藤天九段観戦記

(先)九段 佐藤天彦 × 七段 八代弥
       △2五桂 …
▲7一飛 4 △6一銀 …
▲4一金 5 △6二玉 …
▲2六角 … △5三桂 1
▲8一飛成2△3七桂不成…
▲同 角 … 
まで佐藤九段の勝ち
持ち時間各5時間
△4時間59分 ▲4時間47分 111手

局後の流儀

 残り2分の八代は△2五桂と跳ねたが、▲7一飛が厳しい。△6一銀▲4一金△6二玉に▲2六角が攻防手で決まった。

 ▲3七同角で八代が投了した。激闘の余韻からか、両者とも言葉を発しない。長い沈黙が続く。佐藤には「勝った場合は自分から話しかけない」というポリシーがある。敗者への敬意だ。3分が過ぎ、ようやく八代がかすれる声で「攻めが細かったですか」と漏らす。

 確かに後手の攻めは無理気味だったが、代案は四段目に銀を打ったり引いたりと、攻撃の姿勢を見せている側は指しにくい手が多かった。

 ただ八代に本局最大の誤算を尋ねると、「△4六歩▲同銀△1三角(第3譜)の攻めを予定通りに対処されてしまったこと。自分は中盤から勝負というタイプだけど、もっと深く研究しなきゃいけない。何度かそう実感したことはあったが、今回が一番、そう思わされた」と悔やむ。3位決定戦で「ニュー八代」は見られるか。(大川慎太郎)

感想戦を行う両対局者
感想戦を行う両対局者

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2992864 0 観戦記 2022/05/19 05:00:00 2022/05/20 17:44:01 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/05/20220512-OYT8I50027-T.jpg?type=thumbnail

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