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    スマホに搭載へ。「マイナンバーカードの電子証明書」とは

    • マイナンバーカードの電子証明書機能を搭載したスマホの活用イメージ
      マイナンバーカードの電子証明書機能を搭載したスマホの活用イメージ

     政府は、マイナンバーカードに内蔵されている公的な電子証明書を、スマートフォンにも搭載することができるよう制度を見直す方針です。インターネットでの買い物や銀行取引などが、より安全で簡単になるといいます。来年の通常国会に関連法案を提出します。

     マイナンバーカードのICチップには、本人確認のための「電子証明書」が記録されています。現行の公的個人認証法は「二重発行」を禁じていますが、法改正でスマホ1台分だけ複製を認める方針です。マイナンバーカードにある電子証明書には、マイナンバーや住所などの個人情報を含むものと、含まないものの2種類があり、複製が認められるのは、「含まない」ものだけになります。

    読者センターには「国民全員がスマホを持っていれば問題がないが、持っていない人もいる。国民の税金を使ってやることではない。同じようにマイナンバーカードも国民全員に行き渡っていない」などの声が寄せられました。

     利用者は、まずマイナンバーカードを取得し、パスワードなどを決めます。スマホに電子証明書を複製する方法は、ネットからのダウンロードなどが想定されています。ネットのサイトがスマホの電子証明書に対応していれば、マイナンバーカード取得時に決めたパスワードを入力することで、買い物や銀行取引ができるようになります。電子証明書は1台のスマホにしか搭載できないため、仮にパスワードが盗まれても、ほかのスマホやパソコンから悪用することができず、「なりすまし」を防ぐことができるといいます。

     スマホに電子証明書を複製させる際、マイナンバーカードの所有者とスマホの所有者が同一人物であるという確認が必要となります。確認の方法は今後検討します。また、スマホの故障や買い替え時に、別のスマホへ電子証明書を確実に移し替える方法も今後の課題です。

    2018年08月09日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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