[人生案内]「男の賞味期限・35歳」に恐怖心
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30代前半の男性公務員。年齢を重ねることに恐怖心を抱いています。
数年前に「35歳限界説」という考え方を知りました。転職でも婚活でも、積み重ねた経験というプラス要因を、年齢というマイナス要因が上回る分岐点だと。いわば「男の賞味期限」。理にかなっていると思います。
これを念頭に必死で頑張りましたが、転職も婚活も結果が出ません。頑張っても結果に結びつくとは限らないのが社会。時間は着実に過ぎていく。今は誕生日がゆううつです。
私は学生時代に大きな挫折を経験し、人より劣る自分は人の何倍も努力しなければならないという強迫観念があります。両親は「お前のペースでいいから」と言ってくれますが、心配させ、親不孝をしている自分に怒りを感じます。
真面目だけが取りえ。職場の花形部署にはおりますが、必死に働き、結果という事実を出せない自分に焦るばかり。心が整理できません。(山形・I男)
◇野村 総一郎(精神科医)
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