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50代の女性。同い年で結婚20年の夫が、遺言書を作ってくれません。
子どもを持たないことが私の希望で、夫も納得して結婚しました。子がいないと、夫の死後の相続は夫側親族にも権利があるため、夫は結婚当初から「全財産を妻へ、という遺言を書く」と言っていますが、書きません。やんわり言うと「ホントだ! 書かないとね」とにこやかに答えますが、実行しません。
「私に全財産を渡さず、親きょうだいや親族にも分けたいのが本音なんだ」と思えてしまいます。財産は夫名義の預金だけで、分割しやすい点も不安です。
夫が組織のトップにまで出世したのは私の内助の功もあったと自負していましたが、夫はそう思っていなかったのかも。夫婦生活でも一度痛みを訴えたら一切触れてこなくなり、「だから遺言書も作らないのだ」と思えて、負の循環に陥っています。(大阪・W子)
◇佐貫 葉子(弁護士)