読売新聞オンライン

メニュー

[人生案内]健康診断 受けない父

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 30代の女性会社員。頑固な父が何年も健康診断に行っていません。どうしたら受診してくれるのかと悩んでいます。

 労働安全衛生法に基づき、健診を従業員に受けさせることは義務になっていますが、父は経営者なので自分では受けないのです。母が父の健診を申し込んでも、「おなかの調子が悪い」と自分でキャンセル。再び予約したのに、またキャンセルしてしまいました。

 健診を受けてほしいと私から言おうかと思いましたが、これで断られると次の手がないので話せずにいます。

 父は去年、緑内障と診断されたようなのですが、心配させたくないからと、私ら子どもたちにはつい最近まで秘密にしていました。毎年健診を受けていれば、もっと早く発見できたかもしれないのにと思うと、悔しいです。

 父にはいつまでも健康でいてほしい。父のように健診に行かない人に、どんな声がけをすればいいのでしょうか。(東京・F子)

◇野村 総一郎(精神科医)

 父上も健康診断の大切さ自体はご承知のはず。従業員に検査を命じているのは父上ですからね。さらに経営者として、本人はもちろん、家族、従業員の生活が関わってきますから、父上の責任は重大です。

 なぜ、そんなに逃げ腰なんでしょうか? まさに筋金入りの健診嫌いとしか説明ができません。母上が申し込んでも「おなかの調子が悪い」と言ってキャンセルする! 普通はおなかが痛ければ、それこそすぐにでも健診を受けると思いますが……。

 健診嫌いの人に理由を聞いてみると、面倒くさい、痛い、悪い病気が見つかったら怖い、など様々ですが、どれも単なる決めつけでしょう。ちなみに私は健診好きです。受けた検査を友人に自慢することもあります。病気があれば早く見つけたいと思いますよ。特に苦しい検査があるわけじゃなし。安心して受けることにしています。

 父上は去年、緑内障が見つかり、治療を始めていらっしゃる。だんだんと年を取ると、健康管理が大切になってくるのは明白なことです。健診が好きであれ、嫌いであれ、もう父上も避けてはいられないのではないでしょうか。

回答者別・ジャンル別に見る 人生案内への相談はこちら
無断転載・複製を禁じます
2216739 0 人生案内 2021/07/19 05:00:00 2021/07/19 05:00:00

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)