読売新聞オンライン

メニュー

亡き両親と確執 妹にも怒り

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 70代の男性自営業。他界した父母への思いにとらわれています。

 私は異常 分娩ぶんべん で生まれ、世話をしてくれたという祖母は数か月後に死去。父母は何かというと私を責め、たたき、祖母の死を「お前のせいだ、この人殺し野郎」とののしり、妹まで私を「あのバカ」と罵倒。私は耐え、進学も就職も父母の意向に従いました。

 結婚して実家とは関わりを絶ったものの、私から折れて再会。父母を贈り物や外食でもてなしたのですが、やはり無理があって再び関わりを絶ちました。でも母は私に、子どもの頃のことを「悪かった」と謝罪してくれました。

 父の他界後、病気になった私を母に会わせようと、私の長男と長女が尽力してくれたのですが、妹は「不動産の持ち分を無償で譲れば母に会わせる」と。会えぬまま、母が死んだと知人から聞きました。

 妹を許せない、腹立たしい気持ちがふつふつと湧いて、胸が苦しくなります。家族のことを私はどのように考えたらいいのでしょうか。(千葉・G男)

◇出久根 達郎(作家)

 いろいろと複雑なご心境のようですね。

 あなたが晩年のご両親とおつきあいをやめた理由がよくわかりませんし、妹さんがあなたを拒否するわけも明確にわからず、私から助言するのはむずかしい。

 でも、あなたのご長男、ご長女が取りもってくださったそうですし、再会はかなわなかったとしても、あなたの気持ちは理解してくれたものと考えれば、慰められるのではありませんか。私にはこれ以上、言うべき言葉がありません。

 ぐちをこぼすなら、息子さんや娘さんを相手になさい。その際に、お悩みの相談もされてはいかがですか。事情をご存じの子どもさんたちなら、よいお知恵を出してくださるのではないでしょうか。

 それから、よけいなお世話かもしれませんが、ご両親はすでに見ぬ世の人、生前の気にかかる言動は一切水に流し、 菩提ぼだい を弔ってあげましょうよ。これはあなたのためです。何かで区切りをつけないと、気持ちがおさまりません。毎日ゆううつな思いで過ごすことになりますよ。

回答者別・ジャンル別に見る 人生案内への相談はこちら
無断転載・複製を禁じます
2222261 0 人生案内 2021/07/21 05:00:00 2021/07/21 05:00:00

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)