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60代の無職男性。新型コロナウイルス感染拡大の影響で母をみとることができず、今も苦しいです。
母は昨年5月、急性心不全で亡くなりました。年齢的には90代だったので大往生と言えますが、コロナ禍のために私は母をみとることができなかったのです。
母はコロナ患者ではありませんでしたが、救急搬送されると私たち家族は病院内に入ることも許されず、結局、母をみとったのは医者でした。母の最期にはしっかりと寄り添い、手を握り、感謝の思いとともに見送ると何年も前から心に決めていたので、悔しくて残念で仕方がありません。コロナさえなければ、との思いが日々強くなります。
私の周囲の人たちは「コロナ禍は天災だと思ってあきらめるしかない」「骨は拾えたのだからそれで良しとするべきだ」などと言いますが、私はどうしてもどうしても納得できません。そして、コロナをまんえんさせた国に対し、無性に腹が立ちます。
私はどうしたら心安らかになれるのでしょうか。(広島・J男)
◇出久根 達郎(作家)