[人生案内]結婚反対 母に優しくできず

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 30代の女性会社員。母に優しくできなくなってしまいました。

 2年前、今の夫である彼と結婚したいと私の両親に伝えたら猛反対されました。彼が10歳以上も年上の自営業で、サラリーマンではないという理由です。彼との面会すら拒否し、父は私に絶縁を宣言。両親との価値観の違いを感じましたが、悲しい気持ちを乗り越えて彼と新しい家族をつくろうと決め、結婚しました。

 その後、母が父に内緒で連絡をくれ、結婚に反対したことを謝ってくれて、夫にも会ってくれました。今では母と一緒に出かけることもあります。

 でも、結婚前と同じように母と楽しく過ごしたり、優しく接したりできません。母が父の愚痴を言ってもイライラします。母と私はもともと仲が良かったのに、一度、価値観が違うと思ってしまったせいか、以前と同じように母に接することに違和感があるのです。

 どのように自分と向き合えば、母に優しくなれるでしょうか。(東京・W子)

◇増田 明美(スポーツ解説者)

 結婚を反対され、父に絶縁までされたあなたは、どんなにつらかったことでしょう。一度はご両親を憎んだでしょうね。でも覚悟を決めて突き進み、悲しみを乗り越えてがんばってこられた。とても強い人です。絶対、幸せになってくださいね。

 また、結婚を反対したお母さんもつらかったと思います。あなたの気持ちに寄り添いたいのに、お父さんに気を使いながら板挟みになって苦しかったのではないでしょうか。でもお母さん、自分の過ちを認めて謝りました。それも勇気のいることです。ただ、あなたの心にはまだシコリが残っているのでしょうね。

 相談のお手紙を読みながら思い出したのは、先日99歳で亡くなられた作家の瀬戸内寂聴さんのことです。寂聴さんはよく「許す」ということを言われ、寂聴さんの言葉に「愛することは、許すことです」とあります。価値観は違いましたが、ご両親があなたの幸せを願っていたことは間違いありません。ご両親との楽しかった思い出を心の中で数えながら、許す気持ちを膨らませていけたらいいですね。お鍋もおいしい季節です。

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2552896 0 人生案内 2021/11/28 05:00:00 2021/11/28 05:00:00

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